東京科学大学体育会ヨット部が春インカレ女子レースでスナイプ級6位入賞

2026年6月22日 公開

東京科学大学(Science Tokyo)体育会ヨット部が、5月9、10日に神奈川県三浦郡葉山町森戸海岸沖で開催された「2026年度関東学生ヨット春季選手権大会」(通称:春インカレ)女子レースに出場し、スナイプ級で6位となり、入賞を果たしました。

出場メンバー

  • 武田沙季さん(物質理工学院 材料系 学士課程3年)
  • 鈴木晴菜さん(環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程4年)
武田さん(左)、鈴木さん(右)

出場メンバーのコメント

スナイプ級スキッパー 武田沙季さん

今回の女子レースは、フィジカル的な要素だけで無く、メンタルも試されるような、難しいコンディションの中での戦いとなりました。風は刻々と表情を変え、海面は一瞬ごとに違う顔を見せます。その中で、ひとつの判断の迷いが次のミスにつながり、少しでも冷静さを失えば、積み上げてきた順位があっという間に崩れていく。そんな緊張感の中で、最後まで自分たちを信じ、粘り強く戦い抜くことの大切さを、改めて感じました。

その姿勢は、大学での学びとも深く重なるものがありました。授業や実験、課題に向き合う中で、すぐには答えの出ない問いに対しても、焦らず、考え続け、手を動かし続けることの大切さを学んできました。海の上でも同じように、思い通りにいかない状況の中で、いま何をすべきかを冷静に見つめ、一つひとつの判断を積み重ねることが求められます。大学で培ってきた粘り強さが、今回のレースの中で私を支えてくれたように感じています。

結果は6位入賞となりました。前回出場した女子レースから順位を一つ上げることができたことは、自分たちの成長を感じられる結果でもありました。しかし同時に、もっと上に行けたのではないかという悔しさが強く残っています。ただ、この気持ちはきっと次へ進むために必要なものなのだと思います。

そして、この結果はペアを組んでくださった鈴木さん、日々ともに練習しているチームメンバー、支えてくださるOB・OGの皆さま、そして保護者の皆さまの支えがあってこそ残すことができたものです。たくさんの方々の応援やサポートが、苦しい場面でも前を向く力になりました。改めて、心より感謝申し上げます。

今回のレースで得た自信と、胸に残る悔しさを忘れずに、次はさらに上の景色を見にいきたいです。海の上で感じた一瞬一瞬を糧にして、次こそは絶対に負けないという強い思いを持って、これからの練習により一層励んでいきます。

レース中の鈴木さん(手前)と武田さん(奥)

ヨットレースとは

ヨットレースは、海上に設置されたブイを決められた順番で規定回数通過してフィニッシュの順位を競うスポーツで、ヨットのスピードと進路の決め方が勝敗に大きく関わります。ヨットのスピードを上げるには、刻一刻と変化する波や風に応じて、舵やセールを適切に調整しながら船を走らせる技術が求められます。一方で最適な進路を決めるためには先の風を読む力が必要で、高度な戦略や戦術が要求される頭脳スポーツでもあります。

スナイプ級は、メインセールとジブセールという2枚のセールを持つレーシング・ディンギーを使用します。スピードにあまり差が出ないため、風を味方につけ、他艇と駆け引きをしながらレースを展開する必要があります。船底にあるベルトに足をかけ、上半身を外に出してバランスをとり、艇の傾きを抑えます。

470級は、メインセールとジブセールのほかに、スピンネーカーというセールが付いたレーシング・ディンギーを使用します。受ける風が多いのでスピードは出ますが、バランスを崩しやすいため、艇の傾きを抑えるためにトラピーズというワイヤを装着し、艇の縁に足をかけて体ごと海上に乗り出してバランスをとります。

スナイプ級、470級ともに、スキッパーとクルーの2人1組で艇を操作します。スキッパーは主にメインセールの操作を担う艇の舵取り役、クルーは艇のバランスをとりつつ周囲の状況を踏まえて戦略やコースを決める役割を担います。

東京科学大学体育会ヨット部とは

部活動としても歴史が古く、一般社団法人くらまえ潮会という会員数400人を誇るヨット部OB/OG会が、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。今回の大会への出場も、OB/OG会の支援を受けています。

関連リンク

ヨット部の活動は 東京科学大学基金 によりサポートされています。

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