多専門領域にわたる国際学生ワークショップ(MISW2026)を開催

2026年10月9日 公開

AOTULE協定校からの留学生10人を含む55人が参加

国際学生ワークショップ(MISW2026)のオープニングセレモニー

第17回「多専門領域にわたる国際学生ワークショップ(MISW2026)」が、東京科学大学(Science Tokyo)の工学院、物質理工学院および環境・社会理工学院の共催により開催されました。MISWは旧・東京工業大学が主催してきた行事であり、Science Tokyoとなった現在も継続して開催され、国際的かつ学際的な学術交流を促進するという長年の役割を担い続けています。

MISWには、Science Tokyoの大学院生と、「アジア・オセアニア工系トップ大学リーグ」(AOTULE:Asia Oceania Top University League on Engineering)に加盟する協定校からの留学生が一堂に会します。本ワークショップは、研究手法、視点、価値観の交換を通じて、専門分野を超えた対話を促進することを目的としています。また、参加者が多文化共生のためのスキルを養い、複雑なグローバル課題に取り組むためのアプローチを探求する機会にもなっています。

MISW2026は8月3日と4日の2日間にわたり開催され、留学生11人を含む55人の学生が発表を行いました。プログラムでは49件の口頭発表と6件のポスター発表が行われ、多岐にわたる学際的な研究分野が取り上げられました。

関口秀俊執行役副学長による開会のあいさつ

ワークショップは、Science Tokyoの関口秀俊執行役副学長(教育担当)による開会のあいさつで幕を開けました。関口執行役副学長は参加者を歓迎するとともに、科学技術の発展における学際的研究と国際協力の重要性を強調しました。続いて、AOTULE加盟大学の代表者による紹介セッションが行われ、各校の概要や研究環境について説明がありました。参加大学は以下の通りです。

  • 香港科技大学
  • 国立台湾大学
  • 南洋理工大学
  • マラヤ大学
  • バンドン工科大学
  • ハノイ工科大学
  • インド工科大学マドラス校
  • モラトゥワ大学
学生同士の交流が行われたポスターセッションの様子

本ワークショップの中心は研究発表でした。ポスターセッションでは、参加者同士が直接対話をしながら議論が行われました。口頭発表セッションは2つの会場に分かれて並行して行われ、2日目の午前中まで続きました。座長は参加学生が務め、発表者の紹介、進行管理、議論の活性化を担いました。すべての発表と議論は英語で行われ、国際的な学術交流のための包括的な環境が確保されました。

MISW2026のハイライトの一つは、株式会社DeepXのムハマド・ハニフ氏による「Orchestrating Multi-Robot Collaboration: From Aerial Drones to Heavy Machinery(マルチロボットの協調を統合する ― 空中ドローンから建設機械まで ―)」と題した基調講演でした。講演では、複数のロボットを協調させる技術について実践的な視点が紹介され、講演後には活発な質疑応答が行われました。

ハニフ氏による基調講演

MISW2026の締めくくりとして、参加学生間の打ち解けた議論とネットワーク形成を促すためのインタラクティブなゲーム企画が実施されました。その後、全参加者による懇親会が開催され、専門分野を超えた交流の機会がさらに設けられたほか、続いて表彰式が行われました。

参加学生が楽しむゲーム企画の様子

全ての学生の研究発表は、工学院、物質理工学院および環境・社会理工学院の教員によって評価されました。受賞した学生は次のとおりです。

最優秀講演賞(Outstanding Presentation Award):

  • Miguel Aljibe

優秀講演賞(Excellent Presentation Award):

  • Chuangdong Chen
  • Konoka Fujimoto
  • John Loui Tadia
  • Aldian Suyoto
  • Irshad Hussain
MISW 2026で受賞した学生と、井上裕嗣工学院長(右端)、岩波光保環境・社会理工学院長(左端)

ワークショップ参加学生のうち、受賞者を含め選抜されたScience Tokyoの学生は、2026年12月にチュラーロンコーン大学(タイ)が主催するAOTULE学生ワークショップに参加する予定です。

なお、今回の国際学生ワークショップ開催の準備および当日の円滑な進行は、次の学生実行委員によって行われました。(所属と学年は当時)

  • Numan Amri Maliky(工学院 機械系 博士後期課程)
  • Horhok Lim(環境・社会理工学院 土木・環境工学系 博士後期課程)
  • Ziqi Wang (工学院 経営工学系 博士後期課程)

MISW2026 実施体制

大会委員長(Conference Chair)
井上 裕嗣 工学院長・教授
北本 仁孝 物質理工学院長・教授
岩波 光保 環境・社会理工学院長・教授
学生実行委員(Student Executive Committee)
Numan Amri Maliky 工学院 機械系 博士後期課程
Horhok Lim 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 博士後期課程
Ziqi Wang 工学院 経営工学系 博士後期課程
アドバイザリーボード(Advisory Board)
堀 健夫(委員長) 工学院 経営工学系 教授
津野 靖士(副委員長) 環境・社会理工学院 建築学系 准教授
田中 博人 AOTULE委員会 委員長、工学院 機械系 准教授
宮﨑祐介 工学院 システム制御系 准教授
Xiao-Wen Lei 物質理工学院 材料系 准教授
門馬 麻衣子 国際交流チーム プログラムコーディネーター
岸本 優海 国際交流チーム プログラムコーディネーター

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MISW 2026 Student Committee