東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラムが「在外公館長表彰」を受賞

2025年11月7日 公開

2025年12月5日 更新

東京科学大学(Science Tokyo)と中国の清華大学が共同で大学院の学生教育を行う「東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラム」が、在中国日本国大使館から授与される「在外公館長表彰」を受賞しました。在外公館長表彰は、長年両国の友好関係や理解促進等に貢献した個人や団体に対し授与されるものです。

10月11日に在中国日本国大使館大使公邸において、金杉憲治大使より東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラム運営委員会協議会に対して表彰が授与されました。Science Tokyoからは関口秀俊執行役副学長(教育担当)ら14人が、清華大学からはJiang Peixue(ジャン・ペイシュエ)副学長ら13人が出席し、受賞を称えました。

左から、Jiang副学長、関口執行役副学長、金杉大使

本プログラム運営委員長 猪原健弘教授のコメント

私たちが運営する「東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラム」に対し、在外公館長表彰という誠に名誉ある賞を受賞しましたこと、大変光栄に存じます。本プログラムを高く評価いただきました、金杉憲治大使をはじめとする在中国日本国大使館の皆さまに、深く感謝申し上げます。

本プログラムは、2004年に「東京工業大学・清華大学 大学院合同プログラム」の名称でスタートし、現在に至るまでの約21年間、継続してまいりました。この間に、日中の架け橋となり学術、経済、社会の発展に貢献する修了生を絶えず輩出することができたことは、大変喜ばしく、大きな誇りです。

本プログラムが長年にわたり継続することができたのは、熱意あふれる学生の皆さまの積極的なご参加、スポンサー企業の皆さまやプログラム修了生の皆さまからの多大なるご支援、両大学の教職員による緊密な連携と献身的な協力のおかげです。心より感謝と敬意を表します。今後も本プログラムの継続・発展に尽力してまいりますので、これまで以上のご期待、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

猪原 健弘教授

東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラム概要

2004年9月に開設された東京工業大学・清華大学 大学院合同プログラムは、2024年10月の大学統合に伴い、「東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラム」に名称を変更しました。本プログラムは、日本を代表するScience Tokyoと中国を代表する清華大学の2つの修士の学位を、東京科学大学生は2年半、清華大学生は3年で取得することができるプログラムです。清華大学は、英国の大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズ社(QS)が発表した「QS世界大学ランキング2026」で17位(中国国内2位)にランクインしています。2004年のプログラム開設以来、両大学合わせて 200人を超える修了生を輩出し、修了生は日本や中国をはじめとする世界の有力企業や、世界トップクラスの研究機関において、ビジネスや研究の最前線で活躍しています。また、プログラム開設当時から現在までに20社以上のスポンサー企業からの支援を受け、これら多くのスポンサー企業の存在が、東京工業大学基金(現・東京科学大学基金)の礎ともなりました。今後も、世界トップレベルの大学である清華大学との連携を強化し、本プログラムの持続・発展につなげていきます。

プログラムのカリキュラムとモデルスケジュール

本プログラムの参加学生は、ナノテクノロジー、バイオ、社会理工学のいずれかのコースに所属し、Science Tokyoと清華大学の双方に修士課程学生として在籍します。東京科学大学生の場合、4月に入学後約半年間はScience Tokyoのみに学籍を有し、その後の約2年間は、Science Tokyoと清華大学に学籍を有し、就学の途中で日本―中国間のキャンパスの移動を行います。在籍期間中は、両大学の指導教員のもとで講義を受講しながら研究を行い、両大学からそれぞれ修士の学位を取得します。

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更新履歴

  • 2025年12月5日 本文の編集を行いました。

お問い合わせ

国際教育課 国際教育企画グループ
東京科学大学・清華大学 大学院合同プログラム事務室
Email tsinghua.program@adm.isct.ac.jp
Tel 03-5734-7650