10月18日・19日の2日間にわたり、第74回お茶の水祭が開催されました。今年のお茶の水祭は、東京科学大学(Science Tokyo)として2年目を迎え、さらに進化した学園祭となりました。
今回のテーマ「Bloom」には、これまで以上に華やかで活気ある祭りを創り上げ、Science Tokyoとして飛躍する瞬間を皆様と共有したいという学生たちの強い思いが込められています。そのテーマのとおり、漫才、ラップ、ダンスなど多彩なジャンルにわたる紅白ステージ合戦、湯島キャンパス生と大岡山キャンパス生とのステージ上でのゲーム対決や東京科学大学CCCぬいぐるみ病院、レゴ同好会による展示など、学生の創造性と熱意が詰まったさまざまな企画が行われ、キャンパスは熱気に包まれました。
また、研究紹介(模擬講義)、シミュレーター等を用いて医療技術を練習・修得するための施設であるスキルスラボの見学、Science Tokyoあるある、受験生相談など、主に中高生に向けてScience Tokyoの魅力を伝える企画や、屋台企画、お茶の水管弦楽団、アカペラ部、ジャズ研究会など、一般の方々にも楽しんでいただける企画が実施されました。
第74回お茶の水祭は、学生たちの情熱と創意工夫によって、来場者の皆様だけでなく、企画・運営に携わった学生たちにとっても思い出深い2日間となりました。今後もお茶の水祭は、旧東京医科歯科大学の伝統を継承しつつ、新しい時代を切り開き、さらなる発展を目指していきます。
会場の様子
消化器病態学分野 岡本隆一先生「腸の難病と再生医療」
お茶の水祭実行委員長からのコメント
片山皓太さん(医学部医学科 学士課程4年)
このたびは第74回お茶の水祭にご来場いただき誠にありがとうございました。
今年のテーマは『Bloom』!
学生の努力や探究の成果が重なり合い、文化祭全体がひとつの大きな花のように咲き誇ってほしいという想いを込めて、大岡山キャンパスの工大祭とテーマを揃えて開催いたしました。
体育館における特設ステージや鈴木章夫記念講堂などでの企画は、音楽系から武道系まで幅広い団体が普段の活動の成果を存分に発揮し、まさに今年のテーマである『Bloom』を体現するような非常に見応えのある発表で彩られていました。
今年の吉本興業様によるお笑いライブのゲストは、ゆにばーすさん、ヨネダ2000さん、金魚番長さん。観客参加型の企画も交えていただき、終始笑いの絶えない素晴らしいライブでお茶の水祭に大輪の花を添えてくださいました。
屋外エリアでは、メニューだけでなく容器にこだわったものまで、出店団体それぞれの色が出た屋台が並び大盛況。今年度から導入したお茶の水祭オリジナルアプリで行った、来場者の方にお気に入りの屋台を決めてもらう『推し屋台投票』は、出展者と来場者の一体感をより一層高めるものとなりました。
今年は東京科学大学となって2回目の文化祭ということもあり、昨年より多くの大岡山キャンパスの方に参加していただきました。委員会が主催した湯島と大岡山キャンパスの学生による合同企画に加え、大岡山キャンパスの学生による理数系の強みを活かした展示企画も実施し、在校生・一般の方々にとても喜んでいただけました。
一方で医歯学系の特徴を活かした企画も引き続き実施しました。高校生に医療シミュレーター機器を体験してもらうスキルスラボ企画や、先生方の研究内容を一般の方々に紹介していただく模擬授業も大人気を博しました。
さらに、今年は新しい試みとして、近隣の他大学と交流を深めお互いの文化祭の魅力発信を行いました。東京理科大学やお茶の水女子大学との合同スタンプラリー企画などを実施し、文化祭を通じて大学の垣根を超えた輪を広げる良いきっかけになったのではないかと感じております。
最後になりますが、今年で74回目となる文化祭を無事開催できましたのは、先生方、医科同窓会の皆さま、職員の皆さまのご協力・ご支援があってのことです。来年以降も実行委員・学生が一体となって文化祭を作り上げてまいりますので、よろしくお願いいたします。
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更新履歴
- 2025年12月12日 写真のキャプションを一部修正しました。
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