東京科学大学附属科学技術高等学校(Science Tokyo High School)は、創立140周年を記念した講演会を7月11日に大岡山キャンパスで開催しました。東京科学大学基金「附属高校140周年記念×新校舎移転キャンペーン」の寄附者をはじめ、附属高校同窓会(芝浦工業会)、附属高校PTA、附属高校教育後援会の関係者、生徒、保護者など約100人が参加しました。
附属科学技術高等学校は、1886年1月21日に東京商業学校(一橋大学の前身)附設商工徒弟講習所の職工科として創立しました。1951年4月には東京工業大学に移管され附属工業高等学校となり、その後の改称を経て、2005年4月には附属科学技術高等学校となりました。さらに2024年10月からは、東京工業大学と東京医科歯科大学の統合により誕生した東京科学大学(Science Tokyo)の附属高校として、「科学技術教育のパイオニア」としての長い歴史とともに新たな歩みを進めています。
2027年4月には、1924年から教育活動を行ってきた田町キャンパスから大岡山キャンパスに移転します。これを機に、創立140周年記念講演会を大岡山キャンパスで開催しました。
当日は、梶原将校長のあいさつに続き、2人の講師が講演を行いました。
はじめに、附属高校卒業生である大澤正彦氏(日本大学文理学部准教授)が、「ともにドラえもんをつくる ~AI研究から目指す、人と人が共生する未来~」をテーマに講演しました。高校時代のエピソードを交えながら、AI研究の魅力や人と技術が共生する未来について紹介しました。
続いて、東京工業大学(現Science Tokyo)卒業生の澤田大輔氏(アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社 コアテクノロジー研究所 第一部部長)が、「乳酸菌と心の関係を科学で考える」をテーマに講演し、最新の研究成果を交えながら、心と体の健康について分かりやすく解説しました。講演後には参加者から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
講演会終了後には、現在建設工事が進められている新緑が丘1号館・2号館(附属高校新校舎)の見学会を開催しました。参加者は新校舎の施設や教育環境について説明を受けながら見学し、2027年4月から始まる新たな学びへの期待を深めました。
Science Tokyoでは、2027年4月の附属科学技術高等学校の移転に向けて教育環境の整備を進めるとともに、今後も科学技術教育のさらなる充実に取り組んでいきます。