東京科学大学(Science Tokyo)総合研究院 ヒト生物学研究ユニットの武部貴則教授が、2月11日にアメリカ合衆国のTIME誌が発表した「ヘルスケア分野において世界で最も影響力のある100人 2026」に選ばれました。
「ヘルスケア分野において世界で最も影響力のある100人」は、医療分野において、その年に世界に最も影響力を与えた100人のリーダーや革新者、先駆者等をTIME誌が選定し、発表するものです。武部教授は、2025年10月に学術誌 Med に発表した、いわゆる「消化管から呼吸する」腸換気法について、ヒトで安全性を検証した第1相試験の報告が高い評価を受け、今回の選出につながりました。
本試験の成果は、これまで動物実験段階にとどまっていた医療コンセプトの臨床応用に大きな道を開くものです。今後は、重症呼吸不全患者を対象とした治療効果の検証へと進むことが可能となり、腸換気技術という全く新しい医療概念が、呼吸器以外の疾患を持つ患者を含めた幅広い救命につながることが期待されます。