国際卓越研究大学の本格稼働と未来社会を実装する8つのVisionary Initiativesによる新組織体制を確立

2026年4月7日 公開

科学の力で未来を切り拓く8つのビジョン駆動型組織(VI)が本格稼働。研究と教育、社会実装をシームレスにつなぐ新たな大学モデルへ

東京科学大学(Science Tokyo)は、国際卓越研究大学として計画を開始しました。制度の体制強化計画に合わせ、大学が掲げる未来社会像を研究と教育の両面で実現する中核として、8つのVisionary Initiatives(VI)を研究組織として4月1日に正式に設置しました。大学院に教育コースを提供するこの新たな組織基盤のもと、ビジョン駆動型・分野横断型の研究体制と大学院教育との連携を統合的に整え、大学全体での変革を加速します。
なお、VIは新たに「Future Intelligence」「Materials-Positive Society」の2つを公開し、8VI体制へと拡充しました。

大岡山キャンパス

1. VIを中心に進める大学変革:ありたい未来社会に向けた取り組み

Science Tokyoは、「善き生活・善き社会・善き地球」の実現に向け、研究・教育・社会連携を一体で進める変革を加速します。その中核として、8つのVisionary Initiatives(VI) を正式な研究組織として整備しました。
VIは、「ビジョン」を中心に、全学の知と資源、そして学外の力を響き合わせて循環させる仕組みです。

  • 8つのVIにより未来社会を駆動する重点テーマを具体化します。
  • 大学内のビジョン駆動型・分野横断研究・教育組織体制:研究と大学院教育の設計・展開を一体化します。
  • VIが創り上げる共創エコシステム:大学・附属病院・国内外の大学・企業・自治体・市民の皆さまをつなぎ、知の循環と組織間の協働を育んでいきます。
  • 長期的・自律的な運用基盤の構築:今回の研究組織としての設置により、全学横断の研究・教育体制を長期的・自律的に運用する組織基盤を整えました。今後、その運用を拡充し、2028年度に大学院に教育コースを提供する予定です。

VIは2025年度に6つで始動しましたが、このたび、「Future Intelligence」(プログラム・ディレクター:淺原弘嗣)と「Materials-Positive Society」(プログラム・ディレクター:猪越正直)を新たに加え、8VI体制へ拡充しました。

2. 目指す大学像実現に向けた4つのコミットメント

本学は、未来社会の創出に向けて、以下の4つのコミットメントを掲げています。

  1. ビジョン駆動型の研究・教育システム
  2. 病院のイノベーションHUB化
  3. 世界と共創するエコシステム
  4. 正の循環を起こすガバナンス

VIはこれらのコミットメントの実装エンジンです。ビジョン駆動による研究・教育モデルや、分野横断・国際共創の仕組みを築き、社会のさまざまな方々と発展させていきます。併せて、

  • 国際医工共創研究院(医工研)の設置(2025年7月):医工連携を高度化し、医療イノベーションのハブとなる新たな病院像を確立。ヘルスケアの革新に資するスタートアップ創出を推進します。
  • 臨床系教員の研究時間の確保とエフォート(労力)管理の透明化に向け、臨床・研究・教育の役割を明確化する運用を段階的に導入します。
  • VIを軸にした国際共創エコシステム:世界の大学・研究機関・企業との連携を拡げ、ビジョン実現に向けた共創基盤をけん引します。
  • 成長を生み続ける好循環を生み出す自律的財務基盤:研究に集中できる環境と運営の持続性を、段階的に整備します。基金の運用高度化や、田町キャンパスなどにおける土地活用事業を含む大学独自収益の拡充を通じて、自律的財務基盤の強化を進めます。

3. 皆さまへの参画のお願い

Science Tokyoは、社会に開かれ、社会の要請に責任を持って応える大学として、世界と共に研究・人材育成を強化し、イノベーションを創出することを目指します。国際卓越研究大学制度では、学外からの資金獲得額に応じて助成が行われるマッチングファンド形式が採用されています。本学はこの仕組みを活用して、寄附・産学連携・共創プロジェクトなど、皆さまと共に研究や人材育成を推進し、その成果を社会へ還元していきたいと考えています。多様な協働によって社会課題を解決し「善き未来」の実現を加速させてまいります。Science Tokyoの新たな挑戦に、皆さまの参画を心よりお願いいたします。

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