東京科学大学(Science Tokyo)の公認サークルであるロボット技術研究会のチーム「Maquinista(マキニスタ)」が、10月10日、11日に大岡山キャンパスで開催された「工大祭2026」で、「NHK学生ロボコン2026」に出場したロボットの実演を行いました。会場には多くの来場者が訪れ、にぎわいを見せました。
2台のロボットがカンフーを模した動きを披露
実演されたのは、半自動ロボット「Ruri」と全自動ロボット「Ayame」の2台です。実演では2台のロボットが連携し、今回のロボコンのテーマであるカンフーを模した槍さばきや合体動作を披露しました。会場には多くの来場者が集まり、大会で活躍したロボットが実際に動く様子を間近で見学できる貴重な機会となりました。
今回の実演は、学生が日頃取り組んでいるロボットの設計・製作や制御技術について広く知ってもらう機会となりました。また、大会に向けた活動の成果を一般の来場者に紹介することで、ロボット開発やものづくりの魅力を伝えることができました。
NHK学生ロボコンについて
「NHK学生ロボコン」は、全国の大学や高等専門学校の学生が自作のロボットで競技に挑む大会です。優勝チームは、日本代表として国際大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABUロボコン)」に出場します。
2026年の競技テーマは、香港の伝統武術をモチーフとした「カンフークエスト」でした。2台のロボットが協力して槍を組み立て、「秘伝書」と呼ばれる箱を回収し、競技フィールド内の棚に配置することで得点を競います。また、組み立てた槍を使って相手チームの得点を妨害することも可能です。2台のうち1台は完全自律制御で動作する必要があり、ロボットの正確な動作や相互の連携に加え、競技中の戦略も重要になります。
大会には全国から18チームが出場しました。Maquinistaは予選を全体4位の成績で通過し、決勝トーナメントに進出しました。
新潟大学のチームと対戦した準々決勝では、Maquinistaは槍を用いて相手の秘伝書を棚から落とすなど試合終了まで一進一退の攻防を繰り広げました。結果は60対90で惜しくも敗れましたが、2018年以来8年ぶりとなる決勝トーナメント進出を果たし、ベスト8の成績を収めました。
MaquinistaはNHK学生ロボコンおよびABUロボコンでの優勝を目指して、ロボットの製作と技術開発に取り組んでいます。今後も今回の大会で得られた経験を生かし、さらなる技術力の向上を目指して活動を続けていきます。
学生コメント
Maquinista 代表 伊藤凌太朗さん(環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程3年)
今年のNHK学生ロボコンを通して、Maquinistaが着実に成長していることを実感しました。一方で、優勝を目指すには、組織力・技術力の両面でさらなる向上が必要であることも痛感しました。今年の経験を糧に、さらに成長したMaquinistaをお見せできるよう、これからも活動に励んでいきます。
また、今回の工大祭では、多くの方にロボットが実際に動く姿を見ていただき、ロボコンという競技に興味を持っていただけたことを嬉しく思います。
私たちがロボコンに取り組み続けられるのは、日頃から私たちの活動にご理解・ご支援をいただいている皆さまのおかげです。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。今後ともMaquinistaをよろしくお願いいたします。