Science Tokyo教員が大阪・関西万博「世界健康フォーラム・ヴェネト2025」で講演

2025年5月19日 公開

2025年7月8日 更新

5月6日、大阪・関西万博(EXPO2025)イタリアパビリオンにて、ヴェネト州テーマウィークの一環で開催された「世界健康フォーラム・ヴェネト2025」に、東京科学大学(Science Tokyo)の林宣宏副学長(国際戦略・連携担当)と中谷桃子准教授(工学院)が登壇しました。

「スマートなアプローチと『創発的な交流』による健康促進・地域活性化を通じて孤立を減らす」をテーマに、林副学長からは全学的な取り組みを通して大学統合を機に医工連携をより推進していく方針と、高齢化社会における課題を解決するためのAI活用が紹介されました。実生活に近い場(リビング)で生活者とともにサービスを創造する「リビングラボ」を研究対象としている中谷准教授からは、「あるコミュニティにある『まちの保健室』は訪問看護師が運営する場で、高齢者が自由に出入りできる予防医療的な機能を持っています。そこにリビングラボの機能を加えることで、新しいサービスや技術を持ち込み、高齢者と開発者、研究者が直接対話しながら使いやすい製品を研究開発する場となります。」といった実践的な研究事例が紹介されました。

このような国際イベントへの参加を通じてScience Tokyoの研究を世界に発信していくことで、国際的な連携の強化が期待されます。

中谷准教授は講演で実践的な研究事例を紹介
林副学長(左から3人目)、中谷准教授(右から3人目)とフォーラム登壇者

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  • 2025年7月8日 本文の編集を行いました。

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