AirTrunk社の「Women in STEM」セッションにScience Tokyoが参加
ソーシャル・インパクト・パートナーとして、理工系女性人材の育成とSTEM教育支援をめぐり対話
Science Tokyoは、AirTrunk社のソーシャル・インパクト・パートナーとして、2026年3月30日、同社東京オフィスにおいて開催された国際女性デー(International Women’s Day)関連企画「Women in STEM」ランチセッションに参加しました。
本セッションは、AirTrunkが国際女性デーに合わせて企画したもので、同社が拠点を置く各地域でのSTEM教育支援と理工系女性人材の育成を重視する取組の一環です。
当日は、桑田副理事(DE&I担当)による講演を起点に、理工系女性人材の育成や、女性が学び将来のキャリアを築いていくうえでの課題と可能性について、企業・大学・学生が立場を超えて対話する機会となりました。
会場には、AirTrunk社の日本チームに加え、シドニー本社からの役員も出席し、理工系女性人材の育成やSTEM教育支援に対する同社の強いコミットメントが感じられる場となりました。
AirTrunk社とScience Tokyoの連携
AirTrunk社は、アジア太平洋および中東地域で大規模なハイパースケールデータセンター事業を展開するテクノロジー企業です。同社は、地域社会への長期的な貢献を重視し、STEM教育や平等なデジタルアクセスなどを重点分野とするソーシャル・インパクト・プログラムを展開しています。とりわけ、若い世代や女性の理工系分野への参画促進に注力している点が特徴です。
こうした背景のもと、本学が進める理工系女性人材育成および次世代向け理科教育振興の取組に対して、AirTrunk社より共感・賛同をいただき、2024年度より継続的な支援が行われています。現在、本学に対しては、女子学生向け奨学金および理科教育振興支援を柱とした支援が実施されており、今回のセッションも、このような継続的なソーシャル・インパクト・パートナーシップのもとで実現したものです。
「Women in STEM」をめぐる課題を共有
今回のセッションでは、「Women in STEM」をテーマに、日本における理工系女性を取り巻く現状や課題、そして今後の可能性について共有が行われました。
桑田副理事の講演では、日本のジェンダーギャップの現状や理工系分野における女性比率の低さといった構造的課題を踏まえ、本学においても女子中高生向けの進学促進や学内環境整備など多様な取組を進めてきたものの、近年は女性比率の伸びが鈍化していたことが示されました。
その打開策として、2022年にポジティブアクション(女子枠)を導入した経緯と成果が紹介されるとともに、Women in STEMの推進には制度導入に加え、学内外の理解醸成や継続的な環境整備が不可欠であることが示され、参加者はその意義と課題への理解を深めました。
学生を交えた対話が生んだ新たな接点
講演後には、AirTrunk奨学金を受給する本学学生らによる自己紹介や質疑応答が行われ、理工系分野における学びやキャリア、女性活躍推進に向けた環境づくりについて活発な意見交換が行われました。
さらに、セッション終了後も、AirTrunk社社員と本学学生との間で、将来の進路やキャリア形成に関する対話が自然に生まれ、大学での学びと社会との接点を実感できる貴重な交流の機会となりました。
桑田副理事は、本セッションについて「日本のSTEM女性活躍に向け、企業・大学・学生が一体となって議論できたことは、ムーブメントをつくる意味でも大変意義深い機会であった」と述べています。
外部パートナーとの連携による機会創出に向けて
今回のような場は、理工系女性人材の育成や次世代へのSTEM教育支援を、大学内だけでなく、企業や社会とともに考え、支えていくうえで重要な機会となりました。
Science Tokyoは今後も、AirTrunk社をはじめとする外部パートナーとの連携を通じて、理工系女性人材の育成および次世代向けSTEM教育支援に取り組んでいきます。
※Science Tokyo関係者の役職名は、2026年3月30日時点のものです。
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