6月24日、大阪・関西万博(EXPO2025)のテーマウィーク「健康とウェルビーイング」の一環として開催された、イタリアパビリオンでの「AGEVITY Japan 2025 加齢から長寿へ――未来社会への道筋を描く」に、東京科学大学(Science Tokyo)の林宣宏副学長(国際戦略・連携担当)が登壇しました。AGEVITYは、イタリア・ロンバルディア地方の企業団体アッソロンバルダと、高齢者向けの革新的ソリューションやサービスを開発する企業ネットワークのシルバーエコノミーネットワークが主催する、老齢学に関するフォーラムです。
「未来をハックする:持続可能な社会に向けての世界中の優先課題と革新的プロジェクト」のセッションでは、4つのテーマに分かれて、日伊の産官学からの参加者がパネルディスカッションに参加。そのうちの一つである「ライフサイエンス・イノベーション」において、林副学長は本学がこれから取り組もうとしている、超高齢化社会における予防医療促進へのAIを活用した学際研究とその社会実装を紹介しました。日常のさまざまな側面からデータを収集して健康状態を把握、それらのデータをAIによって統合・解析することで各人の判断をサポートするとともに、個人と医療機関・地域社会をつなぐことで健康な生活の維持につなげる、そのような未来の生活医療支援体制について語りました。
このような産官学が参加する国際イベントを通じてScience Tokyoの研究を発信していくことで、国際連携のさらなる強化が期待されます。

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- 2025年8月22日 本文の編集を行いました。