東京科学大学(Science Tokyo) リベラルアーツ研究教育院で医療人類学が専門の磯野真穂教授と、生前 福岡大学人文学部文化学科准教授で哲学者の故宮野真生子先生との共著『急に具合が悪くなる』(2019年/晶文社)が映画化され、2026年に公開されることが決まりました。
『急に具合が悪くなる』は、偶然出会った2人が病気における「リスク管理」や「自然な身体」などについて共通の問題意識を持っていたことから一緒に研究チームを組むことになり、がんで闘病中の宮野先生が2019年の4月から逝去する7月まで、磯野先生と交わした往復書簡がベースになっています。
映画は『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞®国際長編映画賞およびカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した濱口竜介氏が監督を務めます。

磯野真穂教授のコメント
濱口監督による本作の映画化を大変光栄に思っています。奇しくも映画化の撮影の開始と宮野さんと私が書簡を交わしていた季節が重なることとなりました。この映画をご覧になった方の先に新しいラインが描かれることを願って止みません。

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