2026年10月7日、東京科学大学(Science Tokyo)大岡山キャンパスにおいて、パネルディスカッション「Science for Society: Translating Research into Societal Impact(社会に貢献する科学―研究成果を社会的インパクトにつなげる)」が開催されました。本イベントは、ライプニッツ協会およびドイツ 科学・イノベーション フォーラム(DWIH)東京との共催により実施され、学内外から学生や研究者など約30名が参加しました。科学研究の成果を社会に還元し、さまざまな社会課題の解決につなげるために何ができるのか、多角的な視点から議論を深めました。
田中雄二郎学長による開会挨拶に続き、高田潤一執行役副学長(国際担当)とライプニッツ協会副会長のAlbert Sickmann氏が登壇しました。両氏は、それぞれの組織における取り組みを紹介するとともに、本イベントのテーマに関連する活動や問題意識を共有しました。
パネルディスカッションでは、DWIH東京ディレクターのAxel Karpenstein氏が司会を務め、林揚哲執行役副学長(研究担当)、ライプニッツ協会会長のChristoph M. Schmidt氏、Social Innovation Japan共同創設者・代表理事のMariko McTier氏が登壇しました。学術研究、研究機関の運営、社会起業という異なる視点から、研究成果を社会実装するための課題や可能性について意見が交わされました。また、科学技術によるイノベーションを社会にとって具体的な価値へと結びつけるために、研究者や研究機関が果たすべき役割についても議論が行われました。
当日は、学生から経験豊富な研究者まで幅広い層が参加し、所属や専門分野、キャリア段階を越えて交流する機会となりました。さらに、研究成果の社会実装や社会課題の解決に向けて、ドイツと日本の研究機関が知見を共有し、連携を深めることの重要性も改めて確認されました。
閉会にあたり、ライプニッツ協会で国際連携・科学・研究マネジメントを担当するEwa Adamkiewicz氏が、パネルディスカッションでの議論を振り返り、優れた科学研究を社会にとって意義のある成果へとつなげることの重要性を強調しました。
本イベントは、ドイツと日本の研究コミュニティ間の連携を深め、社会課題の解決に向けた科学の役割について対話を促進する機会となりました。Science Tokyo、ライプニッツ協会、DWIH東京は、今後も国際交流と連携を推進し、研究とイノベーションを社会のニーズにつなげる取り組みを進めていきます。