東京科学大学漕艇部が「五大学レガッタ」で大学統合後初の大会で5冠を達成

2025年6月19日 公開

男子エイトでは7連覇を達成

東京科学大学(Science Tokyo)漕艇部(ボート部)は4月26日、戸田ボートコース(埼玉県戸田市)で開催された「第68回五大学レガッタ」に出場しました。旧東京医科歯科大学と旧東京工業大学が統合しScience Tokyoとなって初めての大会でしたが、ボート競技の花形といわれる「男子エイト」で優勝し7連覇を達成。また「男子舵手付きフォア」、「男子ダブルスカル」、「OBエイトシニア」、「OBエイトヤング」でも優勝して5冠に輝き、幸先の良いスタートを切りました。当日は、多くのOB・OGも駆け付け、伝統ある大会で優勝した喜びを分かち合いました。

第68回五大学レガッタに出場し、見事5冠を達成した選手たち

五大学レガッタは、1919(大正8)年に行われた東京高等工業学校(現・Science Tokyo理工学系)と東京外国語学校(現・東京外国語大学)との対校レースを起源とし、1958(昭和33)年から毎年開催されている伝統ある大会です。今年度からはScience Tokyo医歯学系も初めて正式参加し、参加校は、Science Tokyo、東京外国語大学、東京海洋大学、筑波大学、防衛大学校の5大学となりました。

「男子エイト」はボート競技の花形

エイトは、両手で1本のオールを持つスイープタイプと呼ばれる種目で、8人の漕手(ローワー)が左右に分かれてオールを漕ぎます。それとは別に舵手(コックス)が1人乗り、1チームを9人のクルーで構成してスピードを争う競技です。エイトはボート競技の花形とも呼ばれ、私たち漕艇部でも力を入れてきました。

今回7連覇を達成したクルーは以下の9人です。

川島元希さん(工学院 経営工学系 学士課程4年)
濱田脩平さん(物質理工学院 応用化学系 学士課程4年)
石羽立汰さん(工学院 電気電子系 学士課程4年)
水越友喜さん(工学院 経営工学系 学士課程2年)
安間光一さん(物質理工学院 材料系 学士課程4年)
奥田洋輔さん(物質理工学院 応用化学系 学士課程3年)
西拓斗さん(工学院 電気電子系 学士課程4年)
塩尻直生さん(物質理工学院 応用化学系 学士課程2年)
小岩泰治さん(物質理工学院 材料系 学士課程4年)

「男子エイト」クルーチーフ 小岩泰治さんのコメント

今年は冬練で体力を伸ばせたため、直前の練習でも昨年より良いタイムが出て、確実に勝てるという自信を持って大会に臨むことができました。当日はクルーに体調不良者が出るなどアクシデントもありましたが、無事に優勝でき安堵しています。

しかし、夏のインカレで強豪校に勝利するためには、まだまだ自分たちには足りないことも多くあり、更にレベルアップしなければなりません。
今後もScience Tokyoでの学修の成果を生かし、理学と工学の力で艇を効率的に進めていきたいと思います。

優勝が決まった瞬間のエイトクルー

「男子舵手付きフォア」でも優勝

舵手付きフォアは、エイトと同様に両手で1本のオールを持つスイープタイプの種目です。4人のローワーが左右に分かれてオールを漕ぎ、それとは別にコックスが1人乗り、1チームを5人で構成してスピードを争う競技です。

男子舵手付きフォアの優勝クルーは以下の5人です。

遊佐玲翔さん(工学院 機械系 学士課程3年)
大石一路さん(理学院 地球惑星科学系 学士課程4年)
石橋賢太さん(物質理工学院 応用化学系 学士課程3年)
矢口剣太郎さん(物質理工学院 材料系 学士課程2年)
雲田航世さん(情報理工学院 情報工学系 学士課程2年)

「男子舵手付きフォア」クルーチーフ 大石一路さんのコメント

五大学レガッタでフォアのクルーチーフを務めたローワーの大石一路です。今大会までには、けがや風邪などの影響で満足に練習できない期間もありましたが、気持ちを切らさずに練習をした結果、優勝という最高の結果を残すことができました。この勢いのまま、これから迎える様々な大会でも良い結果を残せるよう努力していきたいと思います。

決戦に向けて出漕する男子舵手付きフォアクルー

医歯学系クルーで制した「男子ダブルスカル」

ダブルスカルは、1人が2本のオールを持つスカルタイプの種目で、漕手2人で漕ぐ競技です。エイトや舵手付きフォアとは異なり、舵手が乗っていないため漕手2人でペースと進行方向を調整する必要があります。
男子ダブルスカルの優勝クルーは以下の2人です。

山口隆生さん(医学部 医学科 学士課程2年)
谷内崇悟さん(医学部 医学科 学士課程6年)

「男子ダブルスカル」クルーチーフ 谷内崇悟さんのコメント

東京科学大学のダブルスカルとして初めて優勝できて嬉しいです。来年の五大学レガッタでも優勝します! 9月のインカレも頑張ります!

表彰式後の男子ダブルスカル優勝クルー

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※漕艇部の活動は東京科学大学基金によりサポートされています。

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