国大協広報誌「国立大学」第77号特集記事に医療・創薬イノベーション教育開発機構のリカレント教育活動が掲載

2026年4月9日 公開

一般社団法人国立大学協会が発行する広報誌「国立大学」第77号に、医療・創薬イノベーション教育開発機構が取り組むリカレント教育の特集記事「サイエンスからテクノロジー、社会実装へ橋渡しする医療・創薬系リカレント教育事業」が掲載されました。

データサイエンス人材育成プログラム応用編「メタボローム解析」研修の様子

東京科学大学が代表機関を務める医療・創薬データサイエンスコンソーシアムでは、数学や情報学のバックグラウンドを持たない医師や研究者などを対象に、データサイエンス人材育成プログラム、アントレプレナー育成プログラム、医療DXイノベーション人材育成プログラムを提供しています。毎年、全国から多数の応募があり、医療機関、大学、企業等から多様な受講者が参加しています。

医療・創薬データサイエンスコンソーシアム概要

柔軟なカリキュラムと学びやすい受講環境

本学は、2017年に文部科学省データ関連人材育成プログラムに採択されました。本事業の推進を目的に医療・創薬データサイエンスコンソーシアムが設立され、参画機関がリソースを持ち寄り、データサイエンス人材育成プログラムを開講しました。本プログラムには、博士人材コース(主に博士課程大学院生対象)、医療人材コース、企業人材コースが開設され、それぞれ基礎編と応用編で構成されております。受講者の多様なニーズに応えるべく、講義科目と実習科目を自由に選択できるようカリキュラム設計されています。
また、この分野の技術進歩は著しく、年度の途中であっても、受講者の要望に応えて新規科目やワークショップを開講するなど柔軟なプログラム運営を心がけています。さらに、多忙な社会人の利便性を考え、講義科目は平日夜間にオンラインで、実習科目は土曜日や祝日に対面とオンラインを織り交ぜて実施する他、e-Learningシステムでも学習が可能なプログラムとなっています。

現在、第一期の受講者が修了して7年以上経過し、受講者OB・OGも1170名(2026年1月時点)に達し、各方面で活躍されてます。OB・OGと本学教員の共同研究や、本学非常勤講師や客員教員として後進の指導に取り組む方も増えました。近年は、自身のアイデアを社会実装し、医療や社会課題の解決に挑戦しようとするOB・OGも増えました。
このような社会起業家を応援するため、2021年度から東京都の助成のもとアントレプレナー育成プログラム、2023年度から経済産業省の助成のもと医療DXイノベーション人材育成プログラムを開講し、事業構想の具現化に向けて支援しています。
医療DXイノベーション人材育成プログラムでは、実際にデジタルテクノロジーを活用してアプリや機器などのプロトタイピングに取り組んでおりますが、その成果は万博関連イベントでの展示、自治体(内閣府デジタル田園健康特区)における実証実験、さらには大手企業との新規事業開発に発展したシーズもあります。
これらの事業推進を担う医療・創薬イノベーション教育開発機構はネットワーク型組織として、社会的要請に迅速に応える機動力を有しております。受講料収入で持続的な事業運営が可能になっている点も成長要因のひとつです。サイエンスからテクノロジーへ、テクノロジーからインダストリー(社会実装)へ、これからもリカレント教育事業を起点にイノベーション人材を輩出します。

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