洗足池小学校の小学生を迎え、13ヵ国の留学生14人による「日本語研修コース修了ポスター発表会」を開催

2026年9月17日 公開

東京科学大学(Science Tokyo)リベラルアーツ研究教育院は、7月10日、本学留学生(日本語研修生)による「日本語研修コース修了ポスター発表会」をHisao & Hiroko Taki Plazaイベントスペースにて開催しました。

発表に向けて、留学生同士や日本語教員との間でディスカッションを重ねながら、テーマの選択、ポスター作成、発表練習、質疑応答の準備などを行いました。4月の来日時には日本語をほとんど話せなかった学生も多くいましたが、約4ヵ月間の学習を経て、ゲストからの質問にも日本語で答えられるまでに日本語のレベルを向上させていました。

発表を終え晴れやかな顔の日本語研修コースの留学生と関口秀俊執行役副学長(後列左端)

発表では、各自が作成したポスターを用いて、出身国の暮らし、歴史、地理、自然、名所、文化、習慣、言語などについて紹介しました。また、自国と日本の文化や習慣を比較して共通点や相違点を伝える発表や、自国の人々が日本文化にどのような関心を持っているかを紹介する発表もありました。それぞれが、小学生や自国についてよく知らない人にも分かりやすく伝わるよう、発表内容や説明方法を工夫して臨みました。

当日は、学内外から多くのゲストが来場し、留学生の発表に耳を傾けました。留学生がこの発表会に先立って訪問した大田区立洗足池小学校からは、5、6年生の児童と教員合わせて約200人が来場したほか、鎌倉フィールドツアーで留学生を案内した神奈川県のボランティアガイド団体「神奈川SGGクラブ(Kanagawa Systematized Goodwill Guide Club:神奈川善意通訳者の会)」の会員も来場し、留学生との交流を深めました。

小学生に向けて発表する留学生
留学生に名残惜しそうにお別れのあいさつをする小学生

また、Science Tokyoの関口秀俊執行役副学長(教育担当)をはじめ、留学生の受け入れを担当する教員、留学生と同じ研究室に所属する学生、過去に発表を行った先輩留学生など、多くの教職員や学生も参加しました。発表会の最後には、洗足池小学校の丸山文生副校長が、留学生への感謝の言葉とともに発表会の感想を述べました。さらに関口執行役副学長から、小学生を歓迎する言葉と留学生への励ましの言葉が贈られ、小学生の代表者からも、留学生の発表に対する感想が寄せられました。

留学生のコメント

  • At first, I was a little nervous because I was presenting in Japanese, but as I interacted with the visitors, I gradually became more confident.
  • The poster presentation was a valuable experience that improved my Japanese communication skills, increased my confidence in public speaking, and allowed me to build connections with the local community.
  • I also really liked the idea of meeting the kids shortly after starting the Japanese course and then meeting them again after improving our Japanese. It allowed me to clearly see how much progress I had made.
  • I really tried to make it easy to understand for the Japanese students. I focused on speaking clearly and using simple explanations.
  • This presentation was one of the best experiences I have had in Japan so far!

(日本語訳)

  • 日本語で発表することに最初は少し緊張していましたが、来場者の方々と交流するうちに、少しずつ自信がつきました。
  • 今回のポスター発表は、日本語でのコミュニケーション能力を高め、人前で話す自信につながっただけでなく、地域の方々との交流を深める貴重な機会となりました。
  • 日本語コース開始直後に交流した小学生と、2ヵ月後に再び会うことができ、自分の日本語がどれほど上達したのかを実感することができました。
  • 日本の小学生にも分かりやすく伝わるよう、はっきりと話し、簡単な説明を心掛けました。
  • 今回の発表は、日本で経験したことの中でも特に印象深い経験の一つとなりました。

日本語研修コースとは

年に2回開講する国費外国人留学生を対象とする日本語の集中講座です。定員に余裕がある場合は学内から特別受講生を募集します。本コースは、来日直後の学生に対する日本語初級レベルの能力養成を目的としており、コース終了までにやさしい日本語で口頭発表ができる程度の語学力が身につきます。異なる文化背景を持った留学生にとっては、日本の生活に関する「情報交換の場」であり、心の拠り所である「集いの場」や「学び合いの場」ともなっています。

授業の中では、鎌倉ツアー、美術館訪問、防災体験学習施設「そなエリア東京」での体験学習、大田区立洗足池小学校および大田区立清水窪小学校の児童との交流など、留学生が地域の人々や日本文化に触れる機会を設け、留学生活を安心して送るためのサポートを行っています。

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