女子高校生向け教育プログラム「女子STEAM生徒の未来チャレンジ~みらいの扉キャンプ2026~」を開催

2026年8月31日 公開

2026年9月15日 更新

東京科学大学(Science Tokyo)、お茶の水女子大学、奈良女子大学の3大学が共催する、女子高校生向け教育プログラム「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」最大のイベント「みらいの扉キャンプ2026」が8月6日~8日、奈良県奈良市北魚屋東町の奈良女子大学ならびに奈良県奈良市法大佐保山の奈良ユースホステルにおいて開催されました。イベントには全国から選抜された、高校1年生、2年生の女子生徒54人が参加しました。

初日の午後から開校式が開かれ、奈良女子大学の高田将志学長、お茶の水女子大学の佐々木泰子学長による、女子STEAM生徒への期待を込めた激励のあいさつがありました。

その後、本キャンプの意義、目的と内容についての説明が行われました。さらに、3日間の合宿形式で、さまざまな講演、講義、実験、実習、グループワークのプログラムが実施されました。

先進理工学講義では、受講する女子生徒が将来学んでいくであろう最先端の理工学分野について、気鋭の教員2人がわかりやすく解説しました。キャリアパス講義・座談会では、理工系で学び研究者・行政官となった先達である2人の女性教員から、自身のキャリアを積んでいくプロセスで考えたことについてのお話があり、受講生にとって示唆に富んだ多くの情報が得られました。実験・実習授業では、2日目の午前と午後に1つずつ、6つのテーマから希望するテーマの実験・実習を受講し、高校までには経験できない理工学分野の実験・実習を体験しました。最終日の社会課題解決ワーク・アイデアコンテストでは、14グループに分かれてグループワークを行いました。「高校生が、自分らしく、人とつながれる『居場所』をデザインしよう」をテーマに、社会課題を分析しながら解決方法とビジネスモデルを検討し、優秀と評価を受けた4チームがプレゼン発表を行いました。

2026年度女子STEAM生徒の未来チャレンジ~みらいの扉キャンプ~実施プログラム

先進理工学講義

  1. ナノ光界面エンジニアリング×バイオ分子で創る"見える"バイオセンサー
    當麻真奈先生(Science Tokyo)
  2. 安心・安全な日常生活を見守るインタフェース技術
    才脇直樹先生(奈良女子大学)
當麻先生の先進理工学講義
才脇先生の先進理工学講義

キャリアパス講義・座談会

  1. 長澤夏子先生(お茶の水女子大学)
  2. 飯村亜紀子先生(大阪大学)
長澤先生のキャリアパス講義と座談会
飯村先生のキャリアパス講義と座談会

実験・実習授業

  1. 「暗号を作ろう~情報を守る数学のしくみを体験する~」 萩田真理子先生(お茶の水女子大学)
  2. 「宝石×工学2026」 荒木稚子先生(Science Tokyo)
  3. 「ヒトの"動き"や"力"を計測してみよう」大高千明先生(奈良女子大学)
  4. 「建物周りの風はどう流れる?~模型実験で探る~」河合英徳先生(お茶の水女子大学)
  5. 「車輪を使って歩くロボットの試作と競争」岩附信行先生(Science Tokyo)
  6. 「雪の結晶成長観察」松本有正先生(奈良女子大学)
萩田先生の実験・実習授業
荒木先生の実験・実習授業
大高先生の実験・実習授業
河合先生の実験・実習授業
岩附先生の実験・実習授業
松本先生の実験・実習授業

社会課題解決ワーク・アイデアコンテスト

  • テーマ:高校生が、自分らしく、人とつながれる「居場所」をデザインしよう
  • ファシリテータ:因幡和晃先生(Science Tokyo)
  • 審査員:
    大竹尚登先生(Science Tokyo)
    高田将司先生(奈良女子大学)
    太田裕治先生(お茶の水女子大学)
社会課題解決グループワーク・アイデアコンテスト(グループ討論)
社会課題解決グループワーク・アイデアコンテスト(選抜チームの発表)

初日と2日目の夕食後には、受講生がティーチングアシスタントとともに「みらいを語る夕べ」を実施し、受講生同士で情報交換を行うとともに親睦を深めました。最終日には閉校式を行い、奈良女子大学の高田将志学長、Science Tokyoの大竹尚登理事長のあいさつ、ならびにお茶の水女子大学の大瀧雅寛共創工学部長、奈良女子大学の山内茂雄副学長からの講評がありました。最後に集合写真を撮影して、プログラムは無事終了しました。

閉校式での大竹理事長あいさつ
受講生とティーチングアシスタントの集合写真

みらいの扉キャンプ終了後、「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」プログラムの一環である「みらいの扉ビジット」イベントとして、希望者は、奈良女子大学の理学部および工学部の研究室見学を行いました。

「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」は、一般財団法人三菱みらい育成財団の助成(2024年度採択、カテゴリー3:卓越した能力を持つ人材を、早期に発掘・育成する教育プログラム「先端・異能発掘・育成プログラム」)を受けて実施しています。また、本プログラムの趣旨に賛同いただいた、川崎重工業株式会社、大日本印刷株式会社、三井化学株式会社、株式会社村田製作所から支援を受けています。

本教育プログラムは、来年度以降も継続して実施する予定です。2027年度も8月初旬に「みらいの扉キャンプ」開催が計画され、2027年4月をめどに参加生徒募集を行います。あわせて、共催3大学のオープンキャンパスや女子学生向け各種講演会などに参加できる「みらいの扉ビジット」も開催予定です。

関連リンク

  • 本プログラムの活動は東京科学大学基金によりサポートされています。

更新履歴

  • 2026年9月15日 本文の編集を行いました。

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