東京科学大学(Science Tokyo)環境・社会理工学院 融合理工学系の藤本未来さん(博士後期課程2年・野原研究室所属)が慶應義塾大学大学院の佐野風史さんと共同制作した「天体音測会」が、グッドデザイン賞2025においてニューホープ賞 最優秀賞を受賞しました。
優秀賞に選ばれた8件の受賞者による最終プレゼンテーションが12月20日に行われ、同日に最優秀賞の受賞が発表されました。
また同作品は、九州大学と福岡市などが主催するメディアアート作品の公募展、アジアデジタルアート大賞展 Fukuoka2025でも入賞しました。3月3日~3月8日に福岡市美術館で開催される受賞作品展において展示され、表彰式は3月7日に行われます。
受賞作品「天体音測会」
グッドデザイン賞2025のニューホープ賞 最優秀賞を受賞した「天体音測会」は、同賞の「仕組みのデザイン」カテゴリーで出品された作品です。位置天文衛星が観測した星のデータを音に変換し、ヘッドホンを通じて体験者にリアルタイムで届けることで「星を音で聴く」体験ができるというものです。光害により星が見えにくい都市部で、新しい天体観測体験を提案しています。
藤本未来さんのコメント
この度は、このような素晴らしい賞をいただき、光栄に思っております。
「天体音測会」は、光害や都市化によって見えにくくなった星々を、“音”によって観測するプロジェクトです。私は現在、Science Tokyoにて博士課程2年生として、データを音へと変換する「可聴化」を翻訳学の観点から研究しています。本プロジェクトは、その研究を社会へと実装する実践でもあり、その取り組みを評価していただけたことを大変光栄に感じています。
目には見えないものや事象を、音というかたちで立ち上げ、共有可能な体験として実装すること。そして企画から実装まで、佐野とともに一貫して構想し、開発してきた点を評価していただけたことも、大きな励みとなりました。
3月3日から8日まで福岡にて展示を行います。お近くにいらっしゃる方は、ぜひ足をお運びいただけますと幸いです。
最後に、日頃より応援してくださっている皆様に心より感謝申し上げます。これからも仕組みをさらにアップデートし、新たな価値と効果を生み出せるよう、日々前進してまいります。