東京科学大学(Science Tokyo)湯島キャンパスC棟の一角に、思わず見過ごしてしまいそうなほど小さな「ミャクミャク」がひっそりと置かれています。
このキャラクターは、大阪・関西万博(EXPO2025)で展示された、全長わずか3mmの世界最小級ミャクミャク。Science Tokyo総合研究院生体材料工学研究所精密医工学分野の池内真志教授が、Science Tokyoレゴ同好会と、Science Tokyo医歯学総合研究科口腔デバイス・マテリアル学分野の羽田多麻木助教とともに制作したものです。
キャンパスの垣根を越え、学生と教員がフラットに協働する中で生まれたこの作品は、万博の、「未来の不妊治療デバイス展示」エリアにて、未来の手術室の一部として披露され、医療技術と創造性の融合を象徴する展示として注目を集めました。
現在は、C棟内に設置された大型レゴ作品の中に、4体のミャクミャクがさりげなく配置されています。訪れた方は、ぜひ細部まで目を凝らして探してみてください。未来医療への想像力と遊び心が詰まったこの小さな展示は、キャンパスに静かに息づいています。





大阪・関西万博での展示の様子


