タイODOS Summer Camp 2025向けプログラムの開催

2025年12月10日 公開

2025年11月13~14日、ODOS(One District One Scholarship) Summer Camp 2025の一環で、タイの16~19歳の学生50名に向けた2日間のプログラムを実施しました。

ODOS Summer Camp 2025は、デジタル人材育成を目的にタイ政府が企画したプログラムです。タイ全国の878市町村とバンコクの50地区を加えた計928地域から1名ずつを選抜し、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなどに派遣するもので、日本には50名の学生が派遣されました。学生たちは日本に6週間滞在し、大阪・京都・東京の企業・大学・研究所を訪問。日本滞在の最後の2日間を東京科学大学で過ごしました。

本学での1日目には、工学院の八木透教授によるメカトロニクス体験ワークショップが開催されました。二人一組で、ゼロからライントレースロボットを組み立てていきました。夕方には関口秀俊執行役副学長(教育担当)も見守る中、コンテストが行われましたが、皆最後まで速度制御のプログラムやロボットのバランス調整に試行錯誤していました。参加した学生の一人は、「ODOSに来るまでロボットには全く興味がなかったが、今ではロボットが人間の役に立つことや、プログラミングで自動化を実現できることに魅力を感じている」と話していました。

2日目の午前は、本学に在籍するタイ人教員・博士課程の学生10名を招き、キャリアインタビューを行いました。10年後を想像するのは難しかった学生たちも、先輩たちの話を聞くことで、2035年の自分のキャリアイメージを考えることができたようで、未来の自分像を描いていました。午後には、髙田潤一執行役副学長(国際担当)のファシリテーションにより、6週間のラップアップを実施しました。サマーキャンプから学んだことと2035年の自分をテーマとした最終発表会では、AIや量子コンピュータなどの新技術を学んだこと、自立心などのライフスキルも得ることができたことなど、様々な内容が発表されました。ある学生は「タイ国民の生活の質を向上させたい。たとえば、タイの交通システムを改善し、新鮮な空気があり、健康で幸せに暮らせるようにしたい」と語りました。

このような海外学生向けのイベントを通じ、Science Tokyoの教育と研究の卓越性を世界に発信していくことで、より多くの留学生を惹きつけ、次世代の科学技術人材の育成に貢献することが期待されます。

ライントレースロボットのテスト走行
コンテスト終了後の集合写真
キャリアインタビューに参加した本学のタイ教員・大学院生の紹介
ラップアップの様子
学生たちの発表ポスター

国際連携推進室 国際推進グループ