タマサート大学学長ら一行がScience Tokyoを訪問

2024年12月12日 公開

2025年4月15日 更新

12月4日、タイ王国のタマサート大学のスパサワド・チャードチャワーン学長、シリントーン国際工学部(SIIT)ディレクターのプルエッタ・ナナコーン教授ほか6人が東京科学大学(Science Tokyo)を訪問し、大竹尚登理事長らと懇談を行いました。

スパサワド・チャードチャワーン学長(右から5番目)とプルエッタ・ナナコーン教授(右から3番目)らによる記念写真

Science Tokyoとタマサート大学は、1990年代初頭に国際協力機構(JICA)の「タマサート大学工学部拡充計画」にScience Tokyo(当時:東京工業大学)の教員が専門家として協力したことをきっかけに、30年以上にわたり協力や交流が盛んに行われてきました。JICA専門家としての協力は主に化学工学分野でしたが、土木工学分野、国際開発工学分野でも交流が行われてきました。1996年には、東工大との間で全学レベルの国際交流協定を締結しています。

タマサート大学のシリントーン国際工学部(SIIT)は、前述の工学部とは別に、日本経団連、タマサート大学、タイ産業連合の三者が工学分野での学士課程プログラムを設立するという合意のもとに1992年に設立され、英語で教育が行われています。SIITは、東工大が2007年に設立したタイ科学技術開発庁(NSTDA)およびトップ大学との国際連携大学院であるTAIST - Tokyo Tech プログラム(現TAIST - Science Tokyo)に当初より参加しており、これまで多くの工学人材を輩出しています。

このように東工大で多くの交流が行われてきた一方で、東京医科歯科大学ではタイ王国と歯学分野との連携が多いことを紹介し、今後の両大学間の国際交流強化について議論を行いました。今回の来訪は、これまでの交流の積み重ねを再確認し、さまざまな留学用奨学金などのスキームを利用してますます学生交流を進めていきたいという、双方の意思確認をする機会となりました。
その後、一行は大岡山キャンパス石川台地区にて、環境・社会理工学院 融合理工学系のクロス・ジェフリー・スコット教授の研究室を見学し、タマサート・SIIT出身の在学生およびTAIST - Science Tokyoプログラムの学生と会談を行いました。

大竹理事長とスパサワド・チャードチャワーン学長
懇談の様子

タイ王国とScience Tokyoは、教育だけでなく研究や産学連携の面でも活発に交流しており、今後さらなる交流の発展が期待されます。

※ 2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学は統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。

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  • 2025年4月15日 タイトルと本文の内容を編集しました。

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