2026年3月2日から3日間、本学協定校のマレーシア・マラヤ大学土木工学専攻の学部生25名が、本学大岡山キャンパスを訪問し、アントレプレナーシップ教育機構・グローバル教育実施室にて3日間の受け入れを行いました。
グローバル教育実施室では毎年春に、約2週間の「海外研修シンガポール・マレーシア」を実施し、マラヤ大学はその訪問先の1つです。
マラヤ大学の学生たちは将来本学で学ぶことを強く希望しており、訪問中の3日間、学生交流や研究室・留学生ラウンジ訪問を通じて積極的に質問し、理解を深めていました。
■3月2日(月)学生交流セッション
訪問初日は、本学(Science Tokyo)およびマラヤ大学双方による大学紹介の後、学生同士の交流セッションを実施しました。本学からは将来の留学を希望する学生が、アントレプレナーシップ教育機構認定講座*として本セッションに参加しました。参加者は4~5名のグループに分かれ、互いの学生生活について紹介し合い、積極的な質疑を通じて活発に交流しました。 続いて、両大学の学生がそれぞれのキャンパスの特徴を比較し、「よりよいキャンパス環境をつくるための提案」をするワークショップを行いました。学生たちはディスカッションを通じて互いの違いを理解し、新たな視点やアイデアを共有していました。
*アントレプレナーシップ教育機構認定講座は、アントレプレナーシップ教育の履修機会を広げることを目的として設けられた制度で、2024年度以降に入学した学士課程学生を対象としています。本制度では、学内で実施される講演・セミナー・ワークショップなど、広義のアントレプレナーシップ教育に資する活動を50分相当で1ポイントとして換算し、学生が14ポイントを取得した段階で『ENT.B211:科学・技術・文化・社会とイノベーション1(1単位)』の単位が付与されます。
◇学生交流 参加者の声(抜粋)
「学校という身近なところから文化の違いと結びつける構成が面白かった。」
「マラヤ大の学生がすごくフレンドリーで、すごく話しやすかった。スライドを作成したが、話が盛り上がりすぎて結局使わなかった。」
「マレーシアの教育制度や文化の違い、高校を卒業してから1年間大学準備期間があるということなどを知ることができ勉強になりました。」
「マレーシアの家庭教師が高時給すぎる(6,000円/時間)ことに驚いた。」
「I learned about their uni lives and it's very interesting, much different than mine. The process of getting into the institution, the in depth learning, and ways of living.」
「I think most of the Japanese student didn't use vehicles in class instead they all walking in campus is good to learn and apply in Malaysia.」
「文化背景が異なる部分もある一方で好きな漫画が同じであり、その話で盛り上がったりして楽しかった。また、お互い紹介スライドを準備したことで互いの好きなものや学生生活が伝わりやすくよかったと思う。」
「マレーシアは10月から1月くらいまでが雨季でそれ以外は基本晴れ。学内にカヤックをする場所があってリフレッシュできる。」
■ 3月3日(火)研究室訪問
2日目は、彼らの専門が土木工学であり、地震工学や持続可能な建設材料に関する研究に興味を持っていることから、環境・社会理工学院の吉村千洋教授に学院紹介と研究室訪問をご調整いただきました。まず吉村先生より、環境・社会理工学院および本学への留学についてご紹介いただき、続いて千々和伸浩教授、松崎裕准教授からそれぞれの研究内容について説明を受けました。その後、一同は各研究室を訪問し、実際の研究環境に触れることができました。
<訪問した研究室>
・千々和 伸浩教授 研究室(環境・社会理工学院 土木・環境工学系 コンクリート工学)
・松崎 裕准教授 研究室(環境・社会理工学院 土木・環境工学系 耐震・構造・コンクリート工学 )
訪問した学生たちは、実験内容や研究設備について研究者との質疑応答を通じて理解を深めました。
◇研究室訪問について参加者の感想(抜粋)
「研究室では高度な設備と精密な実験手順、そして研究者の細部へのこだわりや安全意識の高さに強く感銘を受けました。チームが効率的に連携しながらデータを丁寧に記録する姿から、日本の研究の質の高さを実感しました。」
「研究室では先端機器が整い、基礎科学と社会課題を結びつけた研究が進められていることに感動しました。学生と教員が活発に議論し、理論・シミュレーション・実験が密接に連携した研究文化に触れ、体系的な研究設計の重要性を学びました。」
「日本では地震などの自然災害から人々を守るための研究が進められており、その重要性を改めて理解しました。実験設備の規模や清潔さにも驚き、将来はより責任感を持って研究に取り組みたいと強く感じました。」
■ 3月4日(水)留学生による生活紹介・留学生センター訪問
最終日には、本学修士課程に在籍する留学生・Hakim さんによる「留学生の生活紹介」セッションを実施しました。研究活動の実際、日本での生活、留学前の準備など、これから留学を目指す学生にとって役立つ実践的な情報が共有され、参加者は具体的なイメージを持ちながら話に聞き入っていました。
続くキャンパスツアーでは、留学生ラウンジを訪問し、日本語の先生方から本学の日本語授業の特徴、留学生ラウンジで行われているイベント、日本語学習サポートの内容について説明をいただきました。マラヤ大学の学生にとって、留学生の視点から得られるリアルな情報は大きな刺激となり、また留学生ラウンジで受けることができるサポートを知ることができ、本学での学生生活をより身近に感じる機会となりました。
■ 今後の展開
本学とマラヤ大学は、パートナー大学として継続的に学生交流を行っており、来年度もアントレプレナーシップ・グローバル海外研修(短期留学プログラム)でマラヤ大学を訪問する予定です。今回の訪問も、両大学の学生にとって国際的な視野を広げ、新しいつながりを築く貴重な機会となりました。
関連リンク:
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アントレプレナーシップ教育機構 グローバル教育実施室