Science Tokyoデザインシステムを公開

2025年4月11日 公開

大学と社会とのコミュニケーションの基盤として

東京科学大学(Science Tokyo) は、社会とのオープンなコミュニケーションを一層推進することを目的として「Science Tokyoデザインシステム」を開発しWeb上で公開しました。本デザインシステムは、Science Tokyoのブランドに関わるデザイン、用語、使い方をはじめ、Web制作のルールやスタイルガイド、ライティングガイドライン、ブランドの運営方針などを集約したものです。

東京医科歯科大学と東京工業大学が2024年10月に統合して設立されたScience Tokyoは、両大学のさまざまな違いを踏まえ、統合されたブランド体系の構築と実装に取り組んでいます。学内外の多様な分野の人々との協働には、共通の理解を築くためのコミュニケーションが欠かせません。本デザインシステムは、言語、視覚、情報設計等を体系的に整備することで、組織全体としての一貫性と信頼性を高め、1+1を3にも4にもするようなイノベーションの創出を支えます。

  • 2024年10月1日に東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。

デザインシステムの内容

Science Tokyoブランド

  • ブランドを構成する基本的な方針や表現
  • ロゴマーク、カラー、タイポグラフィ等

アプリケーション

  • 名刺、封筒、レターヘッド、パワーポイントテンプレート、オンライン会議背景

Webサイト

  • Webサイトを構築・運営するための方針(Webガバナンス)
  • ウェブアクセシビリティ方針と運用
  • Webスタイルガイド

ドキュメント

  • ビジュアルガイドライン、ライティングガイドライン等

本学のデザインシステムの特長

1. 大学統合の推進と社会との円滑なコミュニケーションの基盤

デザインシステムを活用することで、大学統合に伴うアイデンティティの統一を促進し、学内外の関係者とのコミュニケーションの基盤になります。デザインシステムは、大学としてのメッセージが明確に伝わるコンテンツづくりを支援します。そして学生・教職員・卒業生・企業・自治体など、多様なステークホルダーとの関係を強化し、社会とのつながりを深めます。

2. ブランド方針からWebガバナンスまで、一貫した設計思想による包括的な構成

デザインシステムには、視覚的なデザインリソースだけでなく「Science Tokyoブランド」の方針や「Webガバナンス」の枠組みを整備し、大学の活動を支える包括的な内容を備えています。これにより、Science Tokyoの全体像を体系的に把握できます。

3. 学内外での活用を促進し、ブランドの理解を深める仕組みを提供

デザインシステムは、Web上に誰でもアクセス可能な形で公開されています。企業や他大学をはじめ、さまざまな人々に活用される中で、ブランドやデザインの考え方についてフィードバックを受けながら進化し、社会の知の循環を促進します。

活用事例

1. みんなでつくりあげたScience Tokyoオープニング企画「科学って、何?」

デザインシステムにより、Science Tokyoについて一貫性を担保しながら、効率的かつ自由に表現し、発信できるようになります。2024年にScience Tokyoのオープニングを飾るイベントとして、学生と附属高校の生徒、教職員の一人一人が考える「科学って、何?」を公募し、200近くの回答がありました。回答を8つに集約し、その言葉を象徴するオブジェクトと合わせて各キャンパスで掲示しました。

2. 大学の共通資産となるメディアプラットフォーム「Science Tokyoニュース」

Science Tokyoは2024年10月の2大学の統合を機に、大学の情報をより広く発信するため、メディアプラットフォーム「Science Tokyoニュース」を立ち上げました。Science Tokyoブランドを伝える最新のメディア情報であるストーリー(読み物)、ニュース、イベント、お知らせなどの情報を、このプラットフォームに集約します。Science Tokyoニュースは大学全体の共通資産として活用され、各Webサイト担当者が情報を整理するキュレーションを行うことで、多様なステークホルダーに最適な情報が届けられます。

メディアプラットフォームの仕組み

関連リンク

デザインシステム詳細

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東京科学大学 総務企画部 広報課

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