東京科学大学(Science Tokyo)は12月14日、生命理工学院主催「第18回高校生バイオコン2025」を大岡山キャンパスにて開催しました。
「高校生バイオコン」は、応募した高校生チームが小中学生向けのバイオ系教材を開発し、その成果を競い合うコンテストです。参加各校には、Science Tokyoの学生がチューターとしてサポートに就き、今回は計8校13チームの高校生が参加しました。
チーム名(学校名)と発表タイトル
- 光合成人類(麻布大学附属高等学校)― 模型で学ぶ光合成
- 植物探検隊(麻布大学附属高等学校)― 地球温暖化を救え、気孔!
- 免疫向上委員会(清真学園高等学校・中学校)― ちくっと1秒、効果は一生? ワクチンのひみつ
- ハイパートニック(清真学園高等学校・中学校)― 勝手にカラカラ!? 自発的脱水の落とし穴
- 厚高tongueジェントθ(神奈川県立厚木高等学校)― 舌はミクロの研究所
- くすりを正しく薬立て隊(東京学芸大学附属高等学校)― どうして薬は効くの?
- ちりモンズ(東京学芸大学附属高等学校)― ちりめんモンスターが魅せる海の広がり
- テクテクさん(かえつ有明中・高等学校)― 世界は何で出来てるんだろう?
- ぽこ菌ズ(かえつ有明中・高等学校)― いのちは動く。だから⾳がする
- 下妻第一高校 科学部(茨城県立下妻第一高等学校)― 消化に関するデジタル教材
- cell3(芝浦工業大学柏高等学校)― ダーウィンからの置き土産
- バイオノヴァ(芝浦工業大学柏高等学校)― バイオリサーチャー
- デンプン研究部(東京都立新宿高等学校)― 光合成から消化吸収まで~デンプンを通して学ぶ~
どのチームも、高校生ならではの着眼点で興味深いテーマを発表し、コンテストに向けて入念に準備をしてきた様子が伺えました。また、発表後の審査員からの質問にもしっかりと受け答えをしていました。
お試しタイム
発表後のお試しタイムでは、各チームが製作した作品を実際に来場者が体験しました。会場では、教材を楽しむ小中学生の姿や、コンテストに参加した高校生同士や大学生がディスカッションする姿も見られました。どの教材もさまざまな工夫が凝らされ、教材についての解説も丁寧でした。
審査結果
コンテスト終了後は、学外より招聘した3人およびScience Tokyoの教員2人の審査員による審査が行われ、各賞が決定しました。また、一般参加者とコンテストに参加した高校生および教員らの投票により、会場賞が選出されました。
審査結果は以下の通りです。
- 優勝
- 下妻第一高校 科学部(茨城県立下妻第一高等学校)― 消化に関するデジタル教材
- 準優勝
- ぽこ菌ズ(かえつ有明中・高等学校)― いのちは動く。だから⾳がする
- 第3位
- ハイパートニック(清真学園高等学校・中学校)― 勝手にカラカラ!? 自発的脱水の落とし穴
- 横浜市教育委員会賞
- 植物探検隊(麻布大学附属高等学校)― 地球温暖化を救え、気孔!
- 審査員特別賞
- ちりモンズ(東京学芸大学附属高等学校)― ちりめんモンスターが魅せる海の広がり
- 審査員特別賞
- テクテクさん(かえつ有明中・高等学校)― 世界は何で出来てるんだろう?
- 会場賞
- ぽこ菌ズ(かえつ有明中・高等学校)― いのちは動く。だから⾳がする
総合的な審査の結果、茨城県立下妻第一高等学校のチーム「下妻第一高校 科学部」が優勝しました。小学生にも分かりやすい構成で、クイズなどのゲーム性や視覚的な工夫など教材としての完成度の高さが評価されました。
その他、どのチームにおいても教材の質を高める取り組みや、チャレンジ精神が見られ、高校生たちのこれまでの努力や情熱が感じられるコンテストとなりました。
「第18回高校生バイオコン2025」は、前回に続き2度目の大岡山キャンパスでの開催となりましたが、今回も多くの地域の方に来場いただき大変賑わいました。来場者にはこのイベントを通じて科学の楽しさを知っていただくとともに、Science Tokyoを知っていただく良い機会となりました。また、本学学生にとっても自身の成長につながり、教育面や地域・企業との連携において非常に有意義なものとなりました。
本イベントは東京科学大学基金ならびにAir Trunk社および富士通株式会社の支援を受けて開催されました。