2026年3月に実施される アントレプレナーシップグローバル海外研修2026 タイ(GATI 10)プログラムの活動の一環として、1月5日(日)〜9日(木)にタイ・チュラーロンコーン大学(以下チュラー大)の学生23名が東京科学大学を訪問しました。
本プログラムはアントレプレナーシップ教育機構・グローバル教育オプション(GEO)およびグローバル理工人育成コースの一環として行われており、10回目となる今年のテーマは「災害と社会福祉」です。
チュラー大生来日中の5日間、プログラムに参加している17名の東京科学大生たちは講義・ワークショップ・企業訪問・防災体験など、多角的な学びを深めるプログラムに取り組みました。
オリエンテーションとデザインワークショップ
初日は大岡山キャンパスでのオリエンテーションとキャンパスツアーから始まりました。
ウェルカムランチの後は、プロダクトデザイン・ワークショップを実施し、日タイ混合チームでの協働作業がスタートし、午後には引き続きグループワークが行われ、テーマ理解を深める議論が進みました。
合同グループワークと防災用品調査
2日目の午前中は大岡山キャンパスにて、災害と社会福祉に関する課題分析をしたのち、様々なプロトタイプを作成するグループワークを実施しました。
午後は5つのグループに分かれ、都内の店舗で非常持出品や防災用品の市場調査を行いました。災害への備えに関する日本の取り組みを、学生たちは実物を手に取りながら学びました。
企業訪問
3日目は尾西食品株式会社を訪問しました。アルファ米を用いた防災食や企業が行う災害対策の取り組みについて、学生たちは担当者の説明を通じて実践的な知識を身につけることができました。防災食であっても、尾西食品ではアレルギー対応のものやハラール対応のものがあり、災害などの有事の際でも多様な人々へ十分な配慮をしている姿勢から、多くの学びを得ることができました。
ウェルカムパーティ
3日目の夕方には、東京科学大生主催でチュラー大学生のウェルカムパーティーをタキプラザで行いました。ハンバーガーやピザなどを用意し、フィンランド発祥のボーリングに似たゲームであるモルック(Mölkky)をして楽しみました。
しながわ防災体験館
4日目はしながわ防災体験館を訪問し、初期消火、煙避難、地震体験などの実技を通した学習に取り組みました。参加学生は災害時の行動について体験的に理解を深め、社会福祉の観点から必要となる支援についても議論を深めました。
中間発表と交流ランチ
最終日は中間発表会を実施し、各グループが5日間の学びを整理して発表しました。
午後は大岡山駅周辺での交流ランチを行い、短期間ながらも濃密な学びと交流を締めくくりました。
学生の感想(抜粋)
・We had a great time at the welcome party singing Thai and Japanese songs with everyone from Chulalongkorn University.
・タイの学生たちと実際に交流する中で、海外の方から日本がどのように見られているのかを知ることができました。また、物事の考え方が異なる点もある一方で、好きな食べ物が同じなど共通点も見つかり、とても面白かったです。
・チュラの学生は積極的に話しかけてくれるので助かりましたが、英語力が足りなかったです…自分からももっと話しかけられるように頑張りたいです。あとは自分の系(融合理工学系)の説明が難しかったです。
今後へ向けて
今回のプログラム前半の活動で得た視点や気づきをもとに、学生たちは3月5日〜21日にタイで開催される後半のプログラムへと参加します。
現地では専門家講義、施設訪問、フィールドワークを経て、日タイ合同での最終発表に臨む予定となっています。本プログラム(Global Awareness for Technology Implementation (GATI 10) )は、災害・社会福祉の課題に理工系の視点から向き合う国際的な人材育成を目的としており、今回の活動が学生のさらなる成長につながることを期待しています。
<お問い合わせ先>
アントレプレナーシップ教育機構 グローバル教育実施室
global_edu@cee.isct.ac.jp