大学統合後初のScience Tokyo Global Researcher Welcome Receptionを開催

2025年11月18日 公開

2025年12月15日 更新

東京科学大学(Science Tokyo)は10月30日、海外での経験が長く日本での新しい環境に加わった新任教員やその家族を招いて、「Science Tokyo Global Researcher Welcome Reception(グローバル リサーチャー ウェルカム レセプション)」を大岡山キャンパスの東京科学大学蔵前会館で開催しました。新任の外国人研究者とその家族、海外経験の長い日本人研究者、受入教員、部局長、URA、さらに日本での新しい環境に加わった方々をサポートしたいと考える多国籍の教職員等、100人以上が参加し、対話や交流を通して親睦を深めました。

理事長・学長講演の様子

本イベントは、Science Tokyoに新たに着任した外国人研究者等とその家族を招き、多様な国籍・文化的背景を持つ研究者間の交流を通じて相互理解と学術的連携を促進することを目的とした、理事長主催のイベントです。旧東京工業大学において1991年から58回にわたって開催されたGlobal Researcher Gathering(グローバル リサーチャー ギャザリング)を前身としています(57回までの名称は「外国人研究者等との懇談会」)。2024年10月の大学統合によりScience Tokyoが設立されて以降、今回が初の開催となり、新大学設立1周年を本学のインターナショナル・コミュニティとともに改めて祝い、今後のさらなる発展に向けた連帯感を深める場ともなりました。

イベントは、第1部「Welcome and Overview(歓迎のあいさつと概要)」と、第2部「Social Gathering(懇談会)」の2部構成で実施されました。

第1部のWelcome and Overviewでは、パトリック・フォス(Patrick Foss)副学長(国際戦略・国際化担当)による開会あいさつの後、大竹尚登理事長および田中雄二郎学長が「Building a Better, Brighter Future Together(より善き未来を共に創る)」と題して講演を行いました。講演では、Science Tokyoの概要やミッション、大学統合までの道のり等の紹介に加え、本学の新たな融合研究体制であるVisionary Initiatives(VI:ビジョナリーイニシアティブ)や直近の海外連携等、幅広いトピックについて、大竹理事長および田中学長が交互に説明を行いました。

講演する大竹理事長
講演する田中学長

質疑応答では、参加者から大学統合やVIに関する質問のほか、研究支援体制やリベラルアーツ教育、女性や外国人を含めた多様性推進の取り組み等についてさまざまな質問や意見が寄せられ、大竹理事長および田中学長がユーモアを交えながら、本学の現状や今後の課題について回答しました。

質疑応答の様子
質問に回答する大竹理事長(右)と田中学長(左)

第2部のSocial Gatheringは場所を移し、森尾友宏理事・副学長(国際担当)の開会の辞と乾杯の発声の後、軽食や飲み物を交えたカジュアルな雰囲気の中で、参加者同士が自由に交流し語り合いました。

参加者と懇談する大竹理事長(右)
参加者と懇談する田中学長(中央左)

外国人研究者2人によるゲストスピーチでは、理工学系代表として環境・社会理工学院のマナール・アリ(Manal Ali)準客員研究員、医歯学系代表として総合研究院のディ・ワン(Di Wang)プロジェクト助教がスピーチを行い、それぞれスライドを交えつつ、自身の経歴や研究の概要、本学での研究活動や将来の目標等について語りました。

アリ 準客員研究員によるスピーチ
ワン プロジェクト助教によるスピーチ

終始和やかな雰囲気の中で交流が行われ、最後は高田潤一執行役副学長(国際担当)が閉会の辞を述べました。参加者全員で「Science Tokyo!」の掛け声とともに集合写真を撮影し、イベントは盛況のうちに終了しました。

集合写真

参加した外国人研究者等からは「学内の他の研究者と話す機会が得られてうれしかった」「今後もこのような交流イベントを楽しみにしている」等の感想が聞かれました。

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更新履歴

  • 2025年12月15日 本文の編集を行いました。

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