新産業創成研究院は、企業との組織的な連携による共同研究を実施し、新産業創出につなげ、また、研究の場を通して、未来の産業を担う博士人材を育成するとともに、既存の体制を進化させる柔軟な制度設計を導入し、イノベーション創出のための新たな産学連携モデルを構築し、実践することを任務とします。これをもって、新産業創出及びそれを担う未来人材育成を社会との協創により推進するイノベーションエコシステムを構築し、持続可能な社会の実現に貢献します。

新産業創成研究院の魅力

新産業創成研究院は、本学と企業が組織対組織の大型共同研究を実施し新産業の創出を目指す協働研究拠点などで構成されます。これらの研究の実施に加えて、産学共創機構オープンイノベーション室や医療イノベーション機構が企業側のニーズを捉え、産学連携活動を支援します。

新産業創成研究院の構成

オープンイノベーション施設の支援拠点

協働研究拠点等の組成を、産学共創機構のオープンイノベーション室が支援します。

協働研究拠点

Science Tokyoと企業が組織対組織の大型共同研究を実施し新産業の創出を目指します。

2025.6末時点、協働研究拠点を設置している企業

複数企業アライアンス拠点

教育連携コンソ型拠点

新産業創成研究院の特色ある取り組み

組織対組織の大型共同研究(協働研究拠点)の実施

協働研究拠点は、専用スペースを置き、組織対組織で新しい研究テーマの企画や共同研究を行う制度です。産学共創機構オープンイノベーション室が中心となり、共同研究開発の研究企画から事業化までの各プロセスにおいて事業化支援活動(研究マネジメント、知財戦略支援、研究企画支援、出口戦略支援等)を推進します。

メッセージ

新産業創成研究院長より

産業界の皆さまとともに

新産業創成研究院は、2024年10月の東京科学大学のスタートを機に新たに設置した研究組織です。他の2つの研究院とともに研究活動のエンジンとなります。

大学には知の探究とシーズの創出という使命がありますが、新産業創成研究院では、産業界の課題や具体的ニーズを起点に、それらに応える研究開発から始めて次世代の産業へと発展する革新技術を生み出し、育ててゆきます。一方で、それを新学問領域へ昇華させることをめざします。

組織対組織の大型産学連携プロジェクト「協働研究拠点」と企業コンソーシアム型プロジェクトを実施し、産業界の皆さまが抱える課題を解決するとともに新産業を創出し、さらに、研究の場を通して未来の産業を担う人材を育成します。

ぜひ、皆様の課題やニーズを私どもにぶつけていただき、新産業創成研究院というプラットフォームを有効にご活用いただきますよう、よろしくお願いいたします。

新産業創成研究院長 中村健太郎

新産業創成研究院長 中村健太郎

お問い合わせ

新産業創成研究院全体に関すること

研究院事務部 研究院企画調整課研究院企画グループ

住所
神奈川県横浜市緑区長津田町4259

協働研究拠点、拠点創成プラットフォームに関すること

産学連携課イノベーション推進グループ

住所
東京都目黒区大岡山2-12-1