医学部
医学部は1951年に設立され、現在は医学科と保健衛生学科からなっています。医学科の授業科目としては、機能形態学、機能協関学、分子遺伝学、感染免疫学、病因病態学、環境社会医学、全人診療学、内科学、小児医学、精神医学、外科学、感覚器医学、皮膚医学、女性医学、尿路生殖医学があります。保健衛生学科は看護学専攻と検査技術学専攻からなっています。看護学専攻の科目には基礎・臨床看護学と地域保健看護学があり、検査技術学専攻の授業科目には基礎検査学と病因・病態検査学があります。
医学科と保健衛生学科は、国内にとどまらず世界の医療現場においてリーダーとなりうる優秀な学生を歓迎します。さらに、本学は他の人々に深い配慮と豊かな想像力を持ち、国民の健康に貢献しようという強い意志を持った学生を求めています。
医学科
医学とは、さまざまな疾患の治療と予防、健康の保持・増進について研究を重ね、その成果を広く医療・福祉に応用するための学問です。
医学科ではこれを踏まえ、動物材料や臨床材料を用いた最先端の基礎的研究が、そして病院では最新の医療機器と最高の知識・技術を持つ医師団による医療がおこなわれています。
本学科の学生は、日々の学びを通して基礎から臨床にわたる広い分野の知識と技術を習得することが求められます。
また、卒業後は、医師あるいは医学の教育・研究に関わるさまざまな分野の指導者として、医学・医療の進歩に力を尽くし、国内のみならず国際社会で活躍することが大いに期待されています。
保健衛生学科
保健衛生学科は、看護学、検査技術学の2つの専門領域における知識・技術を教授することにとどまらず、豊かな教養と高い倫理観に裏付けされた医療人としての感性を有し、学際的視野にたち、自ら問題を提起し、これを解決できる能力を備えた医療人を養成します。
医学部で学ぶ魅力
先進的な学習環境(医学科)
首都東京にある国立大学法人として国際化が進む将来を見据え、英語で医学を学ぶ講義が1年次後期から行われるほか、アントレプレナー教育、地域医療教育、更には海外研修奨励制度や海外の一流提携大学で学ぶ機会も用意されています。また、全国最大規模のスキルスラボ(臨床手技習得のためのシミュレーション機器を備えた学習室)、国際的に通用する教科書をオンライン上で参照できるeラーニング環境などが整えられています。
海外研修・留学支援(保健衛生学科)
豊かな感性と国際性を兼ね備えた医療人育成の一環として、海外研修奨励制度の活用やその他の留学支援などにより、学生に海外研修の機会を提供しています。
特に海外提携大学である米国のワシントン大学では、学部・大学院講義の聴講、本学の学生のプレゼンテーション、附属病院の見学のみならず、新人看護師の技術演習への参加も含めた充実したプログラムを提供しています。検査技術学専攻では海外交流協定校であるチュラロンコーン大学(タイ)および台北医学大学(台湾)と学部学生・大学院生の充実した派遣・受入を行っています。また、ラオス、ガーナなどの後発開発途上国における医療、看護、臨床検査の短期研修も行っています。
医学部の構成
医学科 | |
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保健衛生学科 |
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医学部の特色ある取り組み
プロジェクトセメスター(医学科)
4年次にはプロジェクトセメスターと呼ばれる長期の自由選択学習が実施され、自らが興味を持った課題について約半年間研究を行い、科学的な考え方、結果のまとめ方を学びます。
基礎医学の研究者養成コース(医学科)
希望者には課外の時間を利用して2年次より研究を開始することも可能になります。さらに、研究を継続したい学生は、一時大学院に進学し医学博士号を取得した後、復学するMD-PhDコースも用意されています。
学生数・所属教員数
学生数 |
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所属教員数 | 488名 |
- 学生数、所属教員数は2024年5月1日現在の人数です。
取得できる資格
- 医師国家試験受験資格
- 看護師国家試験受験資格
- 保健師国家試験受験資格(選択制)
- 養護教諭二種免許状(保健師免許取得者のうち必要な単位を習得し申請を行った場合)
- 臨床検査技師国家試験受験資格