本学へ入学希望の「経済的困難な世帯」または「扶養される子ども3名以上の世帯」の受験生の方へ
学士課程向けの制度です。高等教育の修学支援新制度と日本学生支援機構(JASSO)奨学金について
高等教育の修学支援新制度とは
文部科学省により実施されている支援制度です。日本学生支援機構(以下、JASSO)の給付奨学金と授業料減免のセットの支援で、経済的に困難な世帯(特に非課税世帯やそれに準ずる世帯)や、扶養される子どもの人数が3名以上の世帯(いわゆる多子世帯)の学士課程の学生が対象となります。
申請をしなければ支援は受けられません。申請はJASSO給付奨学金とまとめて申請するものになっていて、授業料等減免支援とJASSO給付奨学金とまとめて審査されます。
申請の結果、多子世帯に該当と判定された場合は授業料等減免を受けることができ、経済的に困難と判定された場合は授業料等減免と給付奨学金の支援を受けることができます(両方に該当と判定される場合もあります)。また、この申請の際に、一緒にJASSO貸与奨学金もまとめて申請することが可能です。
在学している高校で予約採用の申請ができる可能性があります
大学の入学前、大学受験をする年度にて、在学する高校等にて予約採用を申請できる可能性があります。
予約採用に申請して「採用候補者」となった場合、次年度に入学する学校が本制度の機関要件を満たしている学校の場合、その学校に入学後に「進学届」の手続きを行うことで大学で支援を受けられるようになります。本学は、機関要件を満たしている学校ですので、入学の前年度に採用候補者決定通知を受けている方は、進学届の手続きを行うことで支援が得られます。申請は大学入学後も可能ですが、予約採用を申込んでいる方が入学後の手続きがスムーズです。
既に予約採用の案内が終わっていて、学校締切後の学校も多いかと思われます。予約採用に申請できるかどうかは在籍している高校にてご確認ください。
高等学校卒業程度認定試験(以下「高卒認定試験」という。)によって入試を受ける方は、JASSOに直接予約採用の申請をすることが可能です。
大学入学後に初めて申請することも可能です
大学では在学生向けに在学採用を年2回新規申請の受付(在学採用)を実施しています。年2回の受付は、例年では4月前半・10月前半です。
本件の対象者(希望者)は学内全体では一部のため、通常、授業料減免や奨学金に関するお知らせは、メール等の案内はありません。新規の情報はサイトに随時掲載・公開されます。
このページ下部にあるScience Tokyo の在学生サイトの関連リンク「ニュース&イベント(学費・奨学金タグ)」で新規掲載情報が取得できます。
高校と同様に、大学も、学校における締切後の申請は、生計維持者の怪我・病気等などの家計急変の事由を除き、受け付けられません。締切後にご相談があった場合は、その次の学期における申請をご案内することになります。
合格後の入学案内には授業料等減免に関するご案内も同封されていますので、そちらもご確認ください。
申請した学期の授業料納付や、採用後に支援が廃止されるまでの授業料納付についてはスケジュールが通常と異なります
通常の授業料納付時期は前期分が5月、後期分が11月です。この制度を含め、授業料減免に申請している場合や、新制度の支援対象として採用済の場合、前期分については8月、後期分については12~2月に授業料減免結果通知が学生宛にメールで届きます。この通知が届くまでは授業料等納付は猶予状態となり、結果が出て納付額が確定したら、全額免除以外はその時にあらためて結果通知と一緒に納付額と納付案内があります。つまり、大学における結果(納付額)が正式に確定するまで納付は一旦待つ流れです。
なお、新制度の支援対象として採用済みであっても、支援が停止することがあります。停止中も正式な減免結果通知が届くのは8月及び12~2月です。
支援が廃止(打ち切り)となる場合もあります。この場合も、廃止の正式な通知が減免結果通知でメールで届くまでは、5月・11月の納付スケジュールではなく、8月と12~2月のスケジュールにて減免結果通知が届きます。8月と12~2月はあくまで例年のスケジュールで、学内全体の授業料免除審査の作業状況によっては、前後することがあります。
給付奨学金と授業料等減免の違い
この制度に申し込む場合は、JASSOの給付奨学金に申請いただきます(この手続きの中で授業料減免も同時に申し込むような整理です)。支援対象となった場合は、大きく「授業料等減免のみの支援」と「授業料等減免とJASSO給付奨学金の両方の支援」の2つに分かれます。
授業料等減免のみの支援の場合は、納付すべき授業料等の金額が減免されます。申請後は審査の上で、JASSOにて新制度の支援対象になるかの判定があり、それを踏まえて大学での減免額が決まります。それが決まるまでは授業料等は納付いただきません(口座登録していても引き落とされません)。減免額が決まってから、学生本人宛にメールにて大学により減免結果通知と納付案内があります。
給付奨学金も伴う支援となった場合も、授業料等に関係する流れは同じです。これに加えて、支援の申請の際に登録する給付奨学金振込用の口座(学生名義の口座)に、支援区分に応じた給付奨学金が毎月振り込まれます。もしも他の給付奨学金を受けているような場合は、本制度の授業料等減免の支援を受けながら、給付奨学金の振込のみをストップさせることも可能です。
注意点
本制度は要件が変わる可能性があります
本制度は国による制度ですので、毎年要件は更新される可能性があります。制度の詳細は、実際に申請するタイミングであらためてご確認ください。
本制度は学士課程向けの制度です
大学院の学生や研究生などは対象外です。なお、対象外の人も、3人以上のきょうだいで、そのごきょうだいに学士課程の学生がいらっしゃれば、その方は授業料の減免支援などが受けられる可能性があります。
本制度は世帯の条件以外にも複数の条件が設定されています
本制度には、学業や入学時期、国籍等の要件も設定されているため、世帯の条件が合致していても、他の要件により支援対象外となることがあります。
一度支援対象になっても、途中で支援が打ち切られることがあります。
一度採用されてからも、定期的に学業と世帯状況の見直しが行われます。このため、単位を順調に取得している場合であっても、学士課程の卒業より前に支援が止まったり終わったりすることがあります。
予約採用で採用候補者になっても、その後の状況で支援が受けられないことがあります
高校等で予約採用に申請し、採用候補者となった場合も、その決定の次年度に大学に入学できなかった場合、採用候補者の資格は失われます。大学入学後にあらためて在学採用に申請することは可能です。ただし、本学に入学が高校卒業時点から数えて3浪以上の場合や、他大学で本制度の支援を受けた方は、新入生であっても申請はできません。また、給付奨学金が「区分Ⅳ(理工農系)」の場合、これは私立大学の理工農系の分野に進学する場合に支援があることを表しますので、本学においては対象外です。
本制度を受けられない学生は別の制度の支援を受けられる可能性があります
入学要件によって本制度を受けられない学生は、大学独自の授業料免除を申請できる可能性があります。
文部科学省やJASSOのサイトの関連リンク
お問い合わせ
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