10月11日、タイ王国のタイ高等教育研究イノベーション省 スパマス・イサラバクディ大臣、ウィパラット・デオン タイ学術研究会議理事長、スキット・リムピジュムノン タイ国立科学技術開発庁(NSTDA(ナスダ))長官ら一行28人が東京科学大学(Science Tokyo)を訪問し、大竹尚登理事長、田中雄二郎学長の他本学の役員と懇談を行いました。

タイ王国と本学とは数十年にわたる長い交流の歴史があります。前身の東京医科歯科大学はタイの名門チュラロンコーン大学、マヒドン大学それぞれに拠点を設置し、博士後期課程ジョイントディグリープログラムを運営してきました。これまでに合計14人がこれらのプログラムで学位を取得し現在合計19人の学生が在籍しています。
もう一方の前身の東京工業大学は、2002年にNSTDA内にオフィスを開設しました。そしてタイ政府の要望により、理工学系分野での高度な「ものつくり人材」の育成と研究開発のハブを目指して2007年にTAIST-Tokyo Tech※(TAIST(タイスト))を設立し、タイ人学生の教育に貢献してきました。これまでに600人以上の学生が当該プログラムで修士課程を修了しています。こうしたタイ王国の高等教育への貢献に対し、大臣から謝意が伝えられました。
また、TAIST-Science Tokyo プログラムで現在本学に滞在中の学生など、タイ人学生らと一行の懇談会、昼食会も行われました。
午後は、NSTDAの一行は大岡山キャンパス石川台地区にて、工学院 機械系の三浦智准教授、武田行生教授、高橋秀治准教授、遠藤玄教授と環境・社会理工学院 融合理工学系のクロス ジェフリー スコット教授の研究室を見学しました。
タイ王国と本学とは、教育だけではなく研究や産学連携の面でも活発に交流しており、今後更なる交流の発展が期待されます。
- TAIST-Tokyo Tech:TAISTはThailand Advanced Institute of Science and Technology の頭文字です。(東工大・NSTDA・タイ連携大学院)

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- 2025年4月18日 タイトルと本文の内容を編集しました。
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