石谷治名誉教授が紫綬褒章を受章

2024年12月26日 公開

2024年秋の褒章において、石谷治名誉教授が紫綬褒章を受章しました。

紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術およびスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に贈られます。

石谷治名誉教授

コメント

長年行ってきた金属錯体の光化学および人工光合成に関する研究の成果を評価していただき大変うれしく思っています。これも、公害資源研究所、埼玉大学、東京工業大学そして広島大学で一緒に研究を進めていただいた多くの共同研究者の皆さんや学生諸君、そして陰から研究を支えていただいた技官や事務の方々のおかげです。この場をお借りして感謝させていただきます。
私が研究に携わってきた金属錯体の光化学は順調に進展しています。日本における研究者の人口も増え、今や日本がこの分野の研究における世界の中心の一つになりました。人工光合成に関しても、私が研究をスタートした1980年代にはできなかったことがずいぶん実現されてきました。しかし、この人類の未来を切り拓く可能性のある重要な研究分野から実用的な技術を生み出すには、まだ道半ばの状況です。今後も、この分野の研究の進展に少しでも寄与できるよう、さらに努力を続けたいと思っています。

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