博物館 特別展「板谷波山 多彩な技法と表現」

2025年5月23日 公開

新製マジョリカから葆光彩磁へ

概要

開催日時

2025年5月23日(金)〜2025年6月20日(金)  10:30〜16:30

開催場所

大岡山キャンパス 博物館(百年記念館)地下1階特別展示室A

対象者

本学の学生・教職員、一般の方

参加費

入場無料

注意点

土日祝日は閉室しております。

特別展「板谷波山 多彩な技法と表現 —新製マジョリカから葆光彩磁へ—」は、2025年5月26日(月)開催の東京科学大学(Science Tokyo)と東京藝術大学の共同シンポジウム「科学と芸術 人類の未来」の併催企画として開催するものです。

板谷波山(1872-1963)は、1889年に東京美術学校(現 東京藝術大学)彫刻科に入学し、新たな芸術の創造への精神を学びました。そして窯業の近代化をリードする東京高等工業学校(現 東京科学大学)の窯業科に嘱託として在籍した1903〜1913年の間に、輸出産業製品としての新製マジョリカのデザインに従事しながら、彼の代表的な作風ともなる「彩磁」「葆光彩磁」の研究・試作を行いました。

本展では、波山が本学の窯業科で教鞭をとりながら開発に取り組んだ、新製マジョリカ製品の他に、「彩磁」「葆光彩磁」の優品をはじめ、技法や試作の様子がうかがえる陶片や、「うつし釉」を用いた作品の制作過程で使用された「さや」の一部などを展示し、それらをとおして波山の多彩な技法と表現の世界をご紹介いたします。

また、当館のコレクションからは、本学に窯業学を開講したゴットフリード・ワグネル、波山を慕って入学した河井寬次郎や濱田庄司の作品も展示いたします。板谷波山の作品と併せてご覧いただき、本学が築いた近代窯業の礎、その一端を感じていただけましたら幸いです。

新製マジョリカ額皿 1905年 板谷波山:作
マジョリカペン皿 板谷波山:作

主催

東京科学大学博物館

監修

学習院大学 教授 荒川正明

特別協力

公益財団法人日本交通文化協会

協力

ギャラリーふじもと
一般社団法人蔵前工業会

チラシダウンロード

開催場所 キャンパスマップ

関連リンク

お問い合わせ

東京科学大学博物館
Tel 03-5734-3340
Email museum@adm.isct.ac.jp