東京科学大学附属科学技術高等学校の生徒を対象とした旧・東京医科歯科大学(医歯学系)による高大連携プログラムが、12月14日に湯島キャンパスで初めて開催されました。このプログラムは2024年10月に東京科学大学(Science Tokyo)が誕生したことを契機に、附属高校と医歯学系が連携して新たにスタートしたものです。附属高校の1、2年生の希望者が参加し、医歯学系の魅力に触れる機会となりました。
プログラムのオープニングでは、田中雄二郎学長による特別講演が行われました。田中学長からは「統合によって同じ大学となった医歯学系を附属高校生の皆さんに知ってもらいたい」というテーマで、「医歯学系の紹介」に加えて、「チーム医療」、「医工連携の研究やその展望」を中心とした講演がありました。その後は、参加した生徒との質疑応答も活発に行われ、「医師としてのやりがい」や「医歯学系での研究」などの質問が寄せられました。


つづいて医歯学総合研究科 歯周病学分野の青木章教授による歯学部歯学科の紹介が行われ、歯学科の教育や多様化する歯科診療について説明がありました。
さらに、医歯学総合研究科 形態情報解析学分野の藤代瞳助教による医学部保健衛生学科検査技術学専攻の紹介では、「学生のやりたいを叶える」といった検査技術学専攻の特徴・魅力や臨床検査技師としての仕事、やりがいについて、身近な症例を示しながら紹介がありました。
また、医歯学総合研究科 口腔医療工学分野の池田正臣教授による歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻の紹介では、口腔保健工学専攻ならではの実習や入試制度について紹介がありました。



今回のプログラムでは、湯島キャンパス内の大学施設見学に加えて、併設する東京科学大学病院にて病院施設・設備の見学も行いました。3Dプリンターや3Dスキャン、切削加工などの理工学と医歯学が結びついた実際の医療現場を、歯科技工士から説明を受けながら見学しました。


プログラムの最後には、現役の医歯学系の学生と附属高校生徒の座談会も行われ、生徒からは医歯学系の学生生活や入試、大学入試に向けた勉強方法など多岐にわたって質問し、学生と生徒は様々な話題で交流を図っていました。


Science Tokyoでは、これまで行われていた理工学系(旧・東京工業大学)と附属高校の高大連携プログラムに加えて、医歯学系と附属高校も密な連携を進め、高大連携教育の強化、高校教育活動の充実を図っていきます。
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